ハット文化のない日本

ベルンです。

わたしは365日外出する際は何らかの帽子を被りますが、いつも困ってしまうことがあります。

それは、

帽子をしっかりと管理できる飲食店が少なすぎる

ということです。

$~ 伊達男日和 ~ -Dandyizm Life-

着帽文化の少ない日本では、ファッションとして帽子をかぶる人はいるが、スタイルやマナーでかぶる人は本当に少ないです。

ファッションとして被っている人は店内に入ってもかぶり続けているため、こういうことで困ることはありませんが、実際問題、室内で着帽しているのは「マナー違反」。

ファッションを意識しすぎるあまり、マナーを破ってしまっているのです。

わたしも事実、若かりし頃に着帽したまま会話をしていたら、後日叱咤していただいた経験があります。

ここで話を飲食店側に戻すと、帽子を預ける場所や掛ける場所がないだけで、そのお店の品質が顕著にあらわれてしまいます。

わたしはいつもそのお店をあえて試すように

「帽子を預かってくれる場所はありますか?」

と聞きますが、ほとんどが

「ない」

と答えるか、

「このお荷物入れでよろしければ。」

と言われます。

小さな荷物入れにハットを入れると型崩れを起こしてしまいます。

それに、帽子の正しい持ち方も知らない店員がいては、気持ちよく食事ができるわけがない。

そういう教育方針の飲食店が乱立しているのを見ると、日本のファッションの水準の低さを改めて思い知らされます。

ハットはてっぺんにある「つまみ」の部分は決して持ってはいけないのです。

両手でハットを下から優しく持ち上げます。

ここまで見る人は少ないかもしれませんが、100人中1人でもそういう方が来店し、しっかりとそういうサービスをしてもらったら、そのお客様はリピートしてくれるはずでしょう。

ファッションは軽率なものではありません。

もっと真摯に受け止め、ファッションを学んでいってほしいものです。

いつもありがとうございます。

ベルンでした!

Atelier BERUN

東京都新宿区神楽坂6-8-23

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