麻シャツの裾の行方は?

ベルンです。

GWも変わらず仕事をしております。

4月中から月末にかけて、ありがたいことにとても忙しく仕事をさせていただきました。
GWは今のところ落ち着いておりまして、気持ちのいい天気に誘われふらっと外出することもしばしば。

もう少し涼しいといいのですが、春と秋はすっかり短くなりましたね。。

昨年までは、GW明けとともにリネンデビューするくらいの気候でしたが、今年は4月末から早速引っ張り出して着ています。
やはり毎年、実感しますが、麻シャツに勝る盛夏用の衣類はないでしょう。

これから4月にいただいたシャツが5月にかけて大量納品され、サロン内はとても涼しげな完成品が並びます。
4、5月にかけて毎年リネンシャツは半ば強引に(笑)お作りしておりますが、よく聞かれる質問があります。それは。

「リネンシャツの裾は入れるのか、出すのか」

ということです。
これはそれぞれの人の服飾感があるので、これが絶対とは言えませんが、わたしなりの解釈で少しお話ししたいと思います。

最近は、大手のファストファッションでもリネンシャツを売っています。
そしてそれが、4000円前後とだいぶお安いのです。

結論から言いますと、これらのシャツは出して着る方が合います。

安価なシャツは台衿が簡素に作られており、ドレスシャツのように衿がピタッと立たず、ポロシャツのようなカジュアルな衿の作りがほとんどです。
これらのシャツはカジュアルに着る目的で作られているため、入れて着てしまうと少し野暮ったくなってしまいます。
アイテムの作りを見て、どのように着るのがベターなのかをしっかり考えることも時には大切です。

そして、上のリネンシャツは最近BERUNにて完成したものです。

BERUNで作っているシャツは、リネン素材であっても台衿を立体的に作る、いわゆる「ドレスシャツ」のため、裾は入れた方が綺麗に、かつエレガントにはまります。
パターンも人体工学に基づいて起こしているので、巷で売っているカジュアルなリネンシャツとはそもそも「顔」が違います。

もちろん出して着ることもできるのですが、ドレスタイプのリネンシャツはインして着る方が、本来の持ち味を引き出せると思います。

しかし、シャツを入れるとなると、周りのコーディネートをおろそかにしてはいけません。
シャツをインすることはダサいかエレガントかの絶妙なかけひきなので、パンツの選びから、靴は何を合わせるかなどがとても大切になってきます。
白パンはもう時代に乗りすぎてしまったので、ここはベージュかネイビー系でおとなしく合わせた方が賢い選択でしょう。

足元はローファーか、

コンビシューズで決まりです。

頭部には、パナマハットがあれば完璧です。
言ってしまえば、夏のカジュアルスタイルはこれで完成形です。
もう何を着ようとか考える必要はなくなります。

あと、上着を着ずにシャツをインするスタイルになりますと、大切なのは体型でしょうか。。
大人のエレガントさを醸し出すために、ある程度からだを作るということも、大人のオシャレには必要なのかもしれません。

カジュアルなリネンシャツに短パンにデッキシューズ。。
もちろん手軽に”小洒落た”装いにはなりますが、、もう少しだけ、おしゃれの”意地”をはってみませんか?

カジュアルに着るシャツかそうでないのか、見るべきポイントは2つ。
・台衿がしっかりしているか。
・パターンが平面的ではなく立体的に作られているか。

これはぜひ、覚えておいてください。

やってくる暑い夏も、軽快に過ごしていきましょう!

ベルンでした!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です