ベルンです。
ヴェネチア2日目ですが、もう昨日の段階でほとんど主要部分は見てまわってしまったので、今日は島巡りをしてきました。
ヴェネチアは何百もある島を橋でつないでいるのですが、離れた小島にもなかなかイカしたものを持っている島がいくつかあるみたいなので、行ってきました。
多彩な彩りの家で客人を迎え入れ、ヴェネツィアンレースを得意とする島「ブラーノ島」、
ヴェネツィアングラス発祥の地である「ムラーノ島」、
ヴェネツィアで最古の島と言われている「トルチェッロ島」、
便利なことにヴェネチアは「ヴェポレット」という船上バスのチケットを時間単位で購入する仕組みで、その時間内であれば、離島だろうとどこへでも行けるのです。
うまく利用すればかなり得した気分になります。
それにしても、ヴェネツィアという街はアートな都市です。
2年に一度、奇数年のときに街全体で開催される「ビエンナーレ」を筆頭に、前述しましたが、総手縫いの「ヴェネチアンレース」、今も昔も貴族の目を飽きさせない「ヴェネチアングラス」と、様々なものがこの街から生まれています。
見所がたえない街で、初めてきた人にも、何度も来ている人にも「また来たい」と思わせる魅力に包まれた街です。
というわけで24時間チケットを€20で購入し、向かうはまずブルーノ島へ。
本島から約50分。
その間ずっと船に揺られているのだから、船が弱い人は注意が必要でしょう。
迎え入れてくれたブラーノ島に降り、しばらく歩いて思いました。
なんと例えましょうか、
おもちゃ箱をひっくり返したような島なんです。
なんともユニークな島で、自分がスモールライトで子供のおもちゃ箱に入れさせられたかのような感覚。
こんなにも色が多彩なのは、漁師が霧が立ちこめるときに帰ってきたときも、自分の家だとすぐに判別できるようにと着色されたというのがはじまり。
だから隣の家と違う色にしているんですね。
ヨーロッパの街並み全体がそうですが、写真で撮っても、平面では伝わりきりません。
これは360°の景色に飛び込まないと、体感できないものがたくさんあるのです。
一部分だけではなく、島全体がこのような家々が連なっているので圧巻です。
ここでは街並みに陶酔し、立ち寄ったお店でヴェネツィアンレースを購入。
サロンのテーブルが熱で白く色がついてしまっている部分が多く、どうやって隠そうかずっと考えていたところだったので、ちょうどよい物を見つけることができました。
続いて「トルチェッロ島」に向かったのですが、この島は特に何もなかった。
ヴェネツィアで最も古い教会がある、と言われても。。。
とんぼ返りし、向かうは「ムラーノ島」へ、
ムラーノ島に着いたとたん、ところ狭しと並べられているグラスたち。
観光客向けに販売している安価なものから、本当にアート感覚で作っている作品まで様々あり、見るものを飽きさせない力がありました。
魚や他の動物を模造したものがありましたが、それらは実物よりも美しく見えました。
本物を超えるものがアートになりうるのですね。
月曜日はほとんどの「ビエンナーレ展」が閉まっているとのことだったので、今日は改めて本島をそぞろ歩き、ヴェネチア名物の海産物を食し、明日のミラノにそなえます。
ベルンでした!
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