ベルンです。
旧車好きのわたしとしては、イタリアは本当にローテクな物だらけですべてが感動の連続でした。
ナンバープレートがすでにかっこいい。
ローマは違法駐車の天国となり、街中いたるところに車がひしめき合っています。
せっかくの美しい街並みも、車たちのせいで台無し。
なんてところがたくさんありました。
これ全部違法駐車です。
まぁ、そんな中でイタリア中を歩いているなかで見つけた旧車たちをアップしていきます。
お決まりワーゲンですが、やはりイタリアの町並みでは映えますね。
イタリアではFIAT(フィアット)がとても多かったです。
この2台はローマのトラステヴェレ地区で見つけた旧車。
なにか運搬する仕事用でしょうか。
いちいち絵になります。
そしてわたしが一番乗りたい車、シトロエン2CVも何台か見かけました。
かっこいい。
フィレンツェではナイスなカラーのジャガー。
ジャガーはモスグリーンがいい、と思ってましたが、このカラーもなかなかいい色です。
やはりいい物を持つ人は、いいセンスを持つ義務があると思います。
周りにいいセンスを与えなければ、悪趣味な世界が広がっていってしまいます。
これはミラノのコルソコモ近辺で、信号待ちをしている車を撮影。
中にイカしたガタイのいいオヤジがこんな小さい車に乗っているんだから、なんとも滑稽なんだけれども、それが絵になる国なんですね。
この腰高な後ろ姿がいい。
これはフランスですが、真っ赤なコルベット。
サングラスをかけた中年夫婦がさっそうと乗り込んでいきましたが、何をしても鼻につかないのが不思議なものです。
やはり歴史があるヨーロッパはだれしも自然体なんです。
サングラスもファッションとしての観点もありますが、日の長い夏のヨーロッパでは必需品。
日本でサングラスをしていると、何をかっこつけているの?
と言われてしまうときもあるでしょう。
日本ではまだまだ世界基準に合わせた歴史が浅いので、人も街もまだまだ浮き足立っているんです。
そんな国民が今までの文化のものとまったく違うことをしようとしているので、違和感があり、鼻について仕方がない。
日本は戦後歴史を取り壊され、新しいものをどんどんと生み出していくことに突き進んでいきました。
そんな中ヨーロッパは自国の文化に強い誇りを持っており、それを大切に守り続ける。
方向性がまったく違います。
保守的なイタリアと、前衛的な日本。
それが国民性にもあらわれています。
別にこれ以上の発展を求めていない。
生まれてから死ぬまで、いかに人生を楽しく生きるか、
ということしか考えていないので、他のことなんて考えていません。
かれらは、自分と家族が幸せであればいい。
という視野で生きています。
どちらもそれぞれの魅力がありますが、彼らからしてみれば日本という国は本当に不思議な国に見えるでしょう。
こんな小国で小さい都市である東京に、何十、何百という異文化が混ざり合っている。
どこに行っても街並みがあまり変わらない欧州からしてみれば、それぞれの街によって違う顔をもっている日本は大変興味深い国なんです。
もっとわれわれも、自国に強い誇りをもち、大切に守っていくものをもつ必要がありますね。
欧州に負けないプライドを、築きあげたいものです。
ベルンでした!
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