ベルンです。
ハリスツイードが100周年を迎えてからのここ1,2年、ツイードの人気が鳴り止まないですね。
色んなセレクトショップがこぞってツイードのアイテムを出しまくっています。
わたしも冬の定番として、ツイードジャケットは毎年何着も世に生まれ落としているもので、
世に似通った物を着る人が多いのはあまり好みません。
しかし今年はみなどこも定番ものをトレンドとして作り出しています。
去年まで全く見かけなかったダッフルコートや、
堅苦しいと思われていたチェスターコートもそう。
ツイードは今や冬の定番アイテムと化しています。
しかし街を歩いて、本当にカッコよくツイードを着ている人は限りなく少ないです。
なによりほとんどのツイードが綺麗すぎるんですね。
おそらく今年か去年、買ったものだろうと予感させる、
このランドセルの綺麗さからして、こいつはまだ小2だな。
のように、熟練度の低さを自ら露呈しているのです。
今までイタモノばかり取り上げられていたので、アジなんかあまり気にすることはありませんでしたが、
昨今再燃してきているブリティッシュファッションでなにより必要なのは、
着こなし方や知識なんかじゃなく、
アジのある服を着ているか、
にかぎります。
そのため、一つの解決策は古着を買うのもありでしょう。
60,70年代のツイードジャケットを探してきる。
近道でもあります。
粋な男は白洲次郎の仰るように、
軒先に2,3年ほしておいて、やれてきてから着るのもオツな着方でしょう。
2,3年も経てば流行りも落ち着くので、周りが沈下したときに颯爽と着るのは粋な男かと思います。
昔の英国貴族の人達は、執事に自分とほとんど同じ体格の人を雇っていたそうです。
それで、自分が仕立てたものを最初の数年は執事に毎日のように着せるという。
しばらく年月が経ち、独特のシワが出てきたときに自らが着る。
そんな思想もあるそうです。
せっかくオーセンティックなアイテムであるブリティッシュファッションが取り上げられている今の時代。
生涯着続けていける洋服選びをしたいものです。
ベルンでした!
Atelier BERUN
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