袖際の洒落心

ベルンです。

近頃はようやく風も気持ちよく、過ごしやすい天気が増えてきて嬉しいかぎりです。
午前中は代官山TSUTAYAにて、約100ページに及ぶフォーマルクロージングの書を書きしたためておりました。
今年中には完成させる予定ですので、楽しみにしていてください。

 

さて先日、素敵なカフスが4点、新たにAtelier BERUNにやってきました。

 

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表裏が対称の楕円形に作られているチェーンタイプのカフスは最もクラシックな形で、現在はなかなか見かけない珍しい品です。
ゴルフ、テニス、ヨット、乗馬。
どれも気品溢れるスポーツで、身につける人の品格を上げてくれるでしょう。
人や動物が描かれているものは人気があるのでコレクターが手放さなく、あまり出回ることがありません。
そのため、わたしも見つけ次第すぐ入手しております。

 

現代にわざわざカフスなる物を着ける人となると、やはり本当の洒落者か、目立ちたがり屋かのどちらかでしょう。
後者の人たちはハイブランドのカフスを選びたがりますが、そこにブランドものを選んでしまうと、周りのコーディネートをどんなに立派に仕上げても、「ブランド好きなオシャレさん」としか見られません。
本物を見定められる人は、法外な値段を要求するブランドものには手を出さず、適正な価格を提示する慎ましいクラシカルな物を選びます。

昨今、百貨店やセレクトショップなどで見かける物はみな、「too much」 で華美なカフリンクスばかりです。
一見するとオシャレには見えますが、そもそもカフスというアイテム自体が過度なアイテムとして扱われている現代、袖に目一杯の注力を注ぐのはもはや野暮の骨頂でしょう。

シンプルな白シャツにも、柄物のシャツにも上手く取り入ってくれます。
来る物を拒まない、没個性とも思われる慎ましさ。これがクラシックの魅力です。

洒落者は言葉で語らず、袖際で静かに語る。
カフリンクス愛用者はそうあってほしいです。

ベルンでした!

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