ベルンです。
先日の沖縄旅行で、沖縄の人たちが大切にしている「生きている心地」を感じ、とてもよい時間を過ごすことができました。
わたしは都心部の無機的な街並みにはどうも馴染めません。
現表参道ヒルズにあった青山同潤会アパートなどのような、歴史の重みのある建物を迷いなく壊していく街。
文化はお金では買えないことに一体いつ気がつくのでしょうか。
何も無くなってしまってからでは遅いのです。
そのような疑念が募りに募り、「自分らしく生きる」ことを決めた人たちが、地方に飛び立つのでしょう。
東京にいるうちは、生きなければいけない。
と感じていた人も、生き続けたい。
と考えるようになる空気が、地方にはあります。
情報の多すぎる東京では、自ら山積している情報を選別していかなくてはいけません。
それをやめたとき、人は都市に飲み込まれてしまいます。
沖縄では皆、自分らしく、自分の生きたいように生活している人がたくさんいました。
沖縄に来たら必ずまた来たい!と感動を与えてくれるお店。
シフォンケーキ専門店。
最初の一口食べた瞬間、今までのシフォンケーキの概念が飛びました。
これを食べるためだけにでも、那覇からこちらに向かいたいと思わせてくれるクオリティ。
その他、
oHacorte
hoppepan
maho coffee
たまたま伺ったときに展示販売会をしていました。
3日間限定の企画だったのですが、ファンが多く初日でほとんど完売してしまうそうです。
一つ一つテーマがあり、作り手の愛を感じます。
わたしのストレートな趣味ではありませんが、とてと素敵なものだと思いました。
生活に関わるものにこだわることが、日常の幸福度を底上げするのでしょう。
VW タイプ2 ワーゲンバス
東京では恥ずかしくて(?)走れないビジュアルでも、アジとして使用しています。
繊細な美しさを求める東京ではまず見かけません。
上記のような想いのこもったお店はありましたが、看板は出してあるものの、店員さんのモチベーションも低く、準じて味も普通なお店もありました。
このような両極端のお店を周ってみて、信頼とは複利なんだと感じました。
たとえわたしが年に一度しか沖縄に行かず、そのとき500~1000円程度の支払いしかしなかったとしても、おそらくわたしは今後何年も沖縄に行った際は通い続け、オススメもし続けると思います。
そのような人たちが毎年増え続け、お店のファンが増えていく。
このように安定的にファンが増えていくことで、いつの日にか人が絶えないお店になるのだと感じました。
目の前の人を感動させること。
それができなければ、その仕事ではプロを語ってはいけないのでしょう。
わたしもまだまだ精進しなくてはなりません。
ベルンでした!