ベルンです。
先週の出来事ですが、仕事が落ち着いている2月に合わせて自宅を引っ越しました。
そこで一部屋、兼ねてからの願望であった衣装部屋を設けたのです。
業務用の100kgまで耐えられる強靭な2段ハンガーラックを数個購入し、言葉通り服に埋もれる部屋になりました。
今まで埋もれていたアイテムたちも、ほとんどが日の目を見ることができ、久しぶりに顔を合わせた洋服たちもいます。
洋服が増えすぎないよう、これからの散財は十分に気をつけようと思いました。
さて、土曜日の昼下がり。
新居に引っ越し近くなったので、高円寺に自転車で向かいました。
いつもお世話になっているAnemone(アネモネ)さんにて。
程よくモダンでキャッチーなセレクトを、高円寺価格で販売している素敵なお店です。
今日出会ってしまい購入したのは2足。
足は2本しかないと言われてしまえば、わたしの存在意義が危うくなってしまうほど靴好きで、無意識レベルで揃えてしまいます。
オールデン。
もう何足目になるでしょうか、、
20歳で初めて購入した高級靴なので、このブランドには思い入れがあります。
外羽根のキャップトゥというデザインが、素朴さの中に男くささがありとてもいいです。
2160モデルのオールデン、アバディーンラストは2足目でしたが、他の木型と比べて細めに作られているので、ジャケパンに合わせても綺麗にマッチします。
いずれも非常に状態がよく、永く付き合っていきたい靴です。
今の日本は「スタイル」ではなく「モノ」を売る雑誌が増えているので、オールデンにイタリアもののジャケットなどを合わせる異国文化ごちゃ混ぜスタイルが普通になっています。
そのような合わせも決して悪くはありませんが、わたしは本来生まれた歴史から遡ってスタイルを作るやり方でコーディネートを決めているため、Vチップやプレーントゥのオールデンにはジャケットは合わせません。
それらはデニムやチノパンと合わせるのがセオリーであり、それを逸する合わせは決してエレガントではないと思うのです。
しっかりとルールと歴史に則り、かつ自分のスタイルを持つことで、どんなにカジュアルな服装をしていてもエレガントに見えるようになります。
自分のスタイルを確立すると、「ヒネる」や「ハズす」が大味に感じてくるでしょう。
何者かに着色された流行が可笑しく思えてきます。
それらを横目で流し、後は自分のスタイルを、一生かけて研ぎ澄ましていけばいいだけです。
無駄に雑誌や媒体に振り回されるより、わたしはその方が楽しいと思います。
最後に一つ、靴や洋服を持ちすぎることのデメリットは、
経年変化を楽しめないことです。。
いつもありがとうございます。
ベルンでした!