バリ島にて

BERUNです。

6泊8日のバリ旅行を終え、昨日帰ってきました。

2年前まではヨーロッパしか行ったことがなかったわたしでしたが、数えてみると

香港、マカオ、中国、タイ、カンボジア

と、気がつけばアジア6カ国目だったのです。
もうアジア大好き人間のようです。笑

今まで行ったアジア圏ではあまりいい思い出がありませんが、バリ島は違いました。

行ったことのある人はお分かりだと思いますが、街全体が完全にリゾートのコンセプトで構成されているので、観光客はその気になって安心して過ごせる仕組みになっているのです。

しかも物価も安く、中長期滞在にはうってつけの場所でしょう。

しかしホテル周辺を除き、街並みは汚く、日中はうだる暑さ。
運転も荒く、人はカリカリしてます。しかしそれでも、慣れてしまえば居心地は悪くありません。

はじめに向かったところはウブド地区という山奥のバリの自然が残るエリア。
そこから更に車で40分ほどかかる山奥のヴィラに3泊しました。

ウブドの後に南部のリゾートホテルに泊まりましたが、わたしたち2人は同意見でウブド派でした。

なによりスタッフの心意気が素晴らしく、みな常に笑顔で仕事をしていました。
怠惰なバリの人たちがここまで真剣に仕事をしているのが不思議なくらいです。
しっかりと高い教育を受けている証拠でしょう。
3日間ほとんど外出をせず、ヴィラ内で過ごしていましたが、まったく飽きませんでした。

食事も自然由来の物のみで、野菜は全て園内で栽培している物のみ。
本来、経済を最優先する必要がなければ、人はみな地産地消でいいはず。
日本では自然な食べ物を採ろうとするととても高くついてしまいますが、それは資本主義に埋め尽くされてしまった弊害です。
自分はどう生きるべきかを考えることで、資本主義に踊らされない生き方を見つけることができるのではないでしょうか。

朝はアラーム無しで6時頃には目が覚め、ヨガと瞑想をして頭を起こす。
日本で全く同じ生き方はできませんが、新しい時間の過ごし方を見出せた気がします。

こういうロケーションでのビールにかなうものはありませんね☆

部屋は森に囲まれていますが、奥行きがあるせいか、虫がそう寄ってくることも無く、快適でした。

唯一外出をしたのは、明け方2時に起き、バトゥール山(標高1,700m)という北部の山に登ったときでした。
わざわざバリに来てまで登山をするとは思いませんでしたが、面白そうだったので前日に突如行くことにしたのです。

3時頃にふもとに到着。
既に人がたくさんいましたが、ほとんどが白人の方々。

富士山を3度(1度は途中下山)登った経験があるとはいえ、靴はエスパドリーユ、上着はバラクータ(この組み合わせの悪さは東南アジアなので許してください笑)しかなかったので大変でした。

5時頃、途中の景色ですがすでにきれいだったので、疲れた人たちはここでサンライズを待っている人もいました。

6時前に頂上に到着し、弁当を食べながらサンライズを待つ。
上ってきた太陽の美しさは格別!
一瞬にして今までの疲れが吹き飛び、身も心もみるみる浄化されるのが分かります。

下りはもう明るいので安心して下りられましたが、エスパドリーユでわたしの足(と靴)は限界でした笑

こちらが遠くから見たバトゥール山。
きれいに「山」の形をしています。

こちらでは3泊がちょうどよかったです。

その後、南部へと向かいましたが、ウブドでたっぷりエネルギーを蓄えたわたしたちを奪うかのように、リゾート地の雰囲気は180度違いました。

いかにお金を落としてもらうか、どうすればお金をもっと取れるか。
そういった気がいたるところに感じました。

ホテル内は中国人で埋め尽くされており、声がホール中に響き渡る。
海沿いのバーレストランでは夜な夜なクラブミュージックが爆音で流れ、安住の地はありませんでした。
食事の価格も日本より高く、味もうなづけません。
静かに暮らしたい東北人には刺激が多すぎます。

バリの中でもトップクラスにいいホテルだったのですが、サービスもOKと言える場面はほとんどなく、おこもりウブドとは異なり後半は終日ホテルを出る結果になりました。

こちらはホテル内のハロウィンの装飾。
カボチャが嘔吐している。。。
センスがなさすぎて、一周して2日目からは格好良く見えてきました。笑
アートというのは怖い。

場所も近かったので、南部初日のサンセットはウルワツ寺院にて。

こちらはケチャダンスという伝統的な踊りで有名なところ。
裸の男性が楽器無しで、人間の声だけで音楽を作るなんとも力強い踊りでした。

ずっとおこもりで街をあまり歩いていなかったので、後半は観光地を散策。

スミニャック地区には、フランス人がデザイン&経営している雑貨・家具屋がいくつかあるので、純粋にショッピングを楽しめます。

バリメイドの品物がほとんどで、クオリティも悪くありません。価格も東南アジアプライスです。
そして意外にも日本への輸送代が安く、日本で高価なブランド家具を1つ2つ買うくらいで、部屋の家具を全て揃えてしまうこともできると思います。

わたしも次に家を引っ越すときは、再訪を考えるかもしれません。

帰国前に最後の海ということで、ビーチ沿いの店にて一杯。
ある程度の贅沢をしても、日本での滞在費には遠く及びません。

雨期でしたが、幸い1日も雨には降られず、終日快晴で過ごすことができました。

すっかり観光ブログになってしまいました!笑

やはり東南アジアは活気があって面白いです。

昔ある人に、
若い時はヨーロッパとかではなく、東南アジアに行きなさい。
ヨーロッパは30年後も50年後も同じ街並みを残しているけど、東南アジアは1、2年で大きく変化するからとても楽しい。

と言われたことを思い出しました。
衰退していく日本の行く末を心配するのではなく、個の力でいつの時代も生き残っていける人でありたいです。

さて、今回は何事もなくつつがなく日本に戻って来ることができました。早くも11月に入ったので、いよいよハイシーズン! これから秋冬物をもっともっと作っていきます!

 


Atelier BERUN

東京都新宿区神楽坂6-8-23

http://berun.jp/
Facebook
◆Tel : 03-3235-2225


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です