BERUNです。
本日はシャツについて。
GWが明け、クールビズが始まり一斉にシャツ姿の男性たちが街にあふれました。
まだ30度を超えてもいないのに半袖シャツで歩いている人もいますが、これからの7、8月は大丈夫なのでしょうか。。
わたしは毎年のようにみなさまにお伝えしておりますが、半袖シャツの方が、長袖よりも暑く感じます。
なぜなら、布を一枚肌の上に覆うことで、肌に直接 紫外線や太陽の熱を浴びずにすむため、結果的に体温の上昇を防ぐことができるからです。
これが決定的だと感じたことが昨年あります。
それはわたしが昨年の8月、タイとカンボジアに行った際の出来事です。
タイのバンコクからカンボジアのアンコールワットへは、道のりや街の風景を見たいということで、飛行機ではなく陸路で向かいました。
バンコクは街が発展していましたが、だんだんとカンボジアの国境に近づいていくと、風景が変わり、道路も未舗装の道が続きました。
イミグレーション(入国審査)の手続きで待っているとき、道路を工事している若者たちがいましたが、その人たちは全員、顔を目以外、すべてTシャツなどの布で覆いかくして作業をしていたのです。
もちろん砂埃が舞うということも考えられるでしょう。
しかしその日は40度を超える猛暑日でした。屋根もなく、炎天下で長い時間作業する人たちにとって、直射日光を浴び続けるのは仕事以上に大変なことなのだと思いました。
また、彼らは必ず帽子を被っていました。
これから訪れる日本の真夏、参考にする部分は大いにあると思います。
さすがに目出し帽で外出するわけにはいきませんので笑、せめて顔以外の部分だけでも日を避けるアイテムは必要です。
わたしはこれからの季節であれば、「パナマハット」を勧めます。
そして、腕を隠す長袖シャツがいいでしょう。
上の写真はわたしが実際に作ってみてとても気に入った素材です。メッシュのような生地感で、真夏でもべたつくことなく着用できるスマートな一着。
長袖であれば、腕をまくってしまえばいいのです。また、長袖をまくる場合は肘を見せるのも美しくありません。2回折り程度で、8分丈くらいに抑えておくのがスマートです。
夏の不快感はなにが原因かと言いますと、流れた汗が吸湿されず、皮膚上に残るため不快になるのです。
それは安価なポリエステル混の半袖シャツなんかを着ていれば、吸湿性のわるいポリでは汗を吸うことはもちろんできず、肌の上に汗が残り、それがべたつきへと変わります。
化繊をまとうことで、冬は静電気がたまり、夏は汗が吸湿されません。
最後に、半袖シャツはどうにも格好よく着こなすことが難しい。
半袖シャツを格好よく着こなすためには、ダニエル・クレイグ扮するジェームズ・ボンド並みの肉体に仕上げる必要があります。
いえ、肉体だけでは足りないかもしれません。大人の妖艶さもなくては、ただだらしなく見えてしまうでしょう。
そもそもダニエル・クレイグに替わってから、今までとボンド像が変わりましたね。
こんなに筋肉質で、大胆なセクシーさを売りにするキャラではなかったのですが。。
時代の流れでしょうか。
夏前に、夏服は揃えておきましょう。
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