カフスを愉しんでみる

BERUNです。

BERUNが神楽坂に移転して、7月で丸1年が経ちました。
こじんまりとした店ですが、これからもコツコツといいものを作っていこうと思います。
これからもよろしくお願いいたします。

 

突然ですが、あなたはカフスはお好きですか?それともきらいですか?

おしゃれが好きな方でも、着ける人とそうでない人に分かれますね。
派手な装いをきらう国民性のため、この国ではカフスが好きな方はどうもブランド思考の”成金チック”な人が多いように見受けられます。

残念なことですが、多くの人のカフスのイメージはあまりいいようには捉えられていないような気がします。

 

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最近、60∼70年代頃のヨーロッパ映画を好んで見ておりますが、スーツを着用している人物は、ほぼカフスシャツを着ています。

階級社会である西洋では、カフスをするものとそうでないものとが、仕事の役割によってしっかりと分かれているようです。
上の写真はロンドンでのツイードランのものですが、ツイードスタイルにもカフスを付けています。
おそらくこの方は「Dun◯ill」などのラグジュアリーブランドのカフスは付けていないでしょう。笑

むしろ、せっかく美しいスーツとシャツを身に着け、品のあるタイをしていたとしても、カフスがラグジュアリーブランドであったとすると、すべてが台無しになってしまいます。
歴史を重んじる英国では、祖父からもらったアクセサリーなどを自然に使っていたりします。
日本では、カフス愛用者でかつブランドに頼っていない人はごくわずかです。

 

本来お金をかけるべきところにかけず、必要のないところにつぎ込んでしまう。

これではいつまで経っても洋装文化は根付いていきません。

ダブルカフスはどうも偉そうに見える。
20∼30代の若造が着けていたら指摘されてしまう。という話もよく聞きます。
そういった人間関係をすべて考慮したうえで、自分が着けたいと思ったときにぜひ挑戦してみてください。
袖口というさりげなくも目立つところだからこそ、シンプルでこ洒落たものを着けるのがいいでしょう。

カフスの格好良さを知ってしまうと、ボタン留めでは少々物足りなくなるかもしれません。

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Atelier BERUN

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