Salzburg

BERUNです。

昨日、無事日本に戻ってきました。
時差ボケと戦いながら、少しずつ洋行中のことを書いていこうと思っております。
(綺麗なモノと少しぼけた写真があるのは、デジカメと携帯で撮ったモノを2つ混ぜてアップしているためです。携帯がここまで見劣りするとは、、ご了承ください。)

今回の旅は7泊9日で、「オーストリア」と「チェコ」に行ってきました。
ドイツのミュンヘンに降り立ち、はじめの街「ザルツブルク」へと向かいます。
ザルツブルクに到着したときにはもう22時を過ぎていたので、この日はホテル周辺を歩くだけで終わりました。
オーストリアは欧州有数の治安のいい国であり、夜 出歩いていても危険な香りは全くしませんでした。

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起床は6時。ヨーロッパを散策するのは朝がいいです。昼を過ぎてしまいますと観光客が街にあふれてしまい、とても観光どころではなくなってしまいます。
人気のない、空気のきれいな街を歩くためには早朝出かけるのが吉です。

わたしはなるべく早朝、街のマーケットに出かけるようにしています。そこでは地元の人が普通に暮らしている姿を見ることができます。

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この日は教会の周りでマーケットが開かれていました。

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オーストリアの人たちはお花が好きなようです。とても綺麗な花々が日本よりも安く売られていました。みな足を止めて思い思いの花を買っていきます。街を歩いていても、老若男女問わず片手に小さな花束を持って歩いているのをよく見かけました。どこを切り取っても絵になる街です。

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ザルツブルクに来て感じたのが、西欧では見たことのない民族衣装のような服を普段着で着ている人がとても多かったことです。
上のマーケットで買い物をするマダム。こういった格好で街を歩いている人がたくさんいました。多くはご高齢の方でしたが、歳を重ねる毎に自国の文化を大切にする思いが強くなってくるのでしょうか。
日本ではコスプレと揶揄されてしまうような可愛らしい格好を、70過ぎのマダムが普通に着ているのには驚きを隠せませんでした。

これは、西欧ほどおしゃれをする文化が根付いていないからなのかもしれません。ファッションで産業を作っていくことと、民族的な文化を残していくことは相容れないことであり、ウィーンを除くオーストリアの人たちは、そういった新しいものを受け入れる体制があまりないように感じました。(もちろんいい意味で)
というより、すでに自分たちの幸せとは何なのかを長い歴史で知っているため、それ以上の何かを求めないのでしょう。
そのためか、オーストリアではスーパーやショップも18時でほとんど閉まってしまいます。それ以降は、家族や友人との時間に充てるそうです。

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ザルツブルクの豊かさは家々の美しさにも通じていました。メイン通りの裏手に入ると、広々とした土地を持ち、綺麗に作られた庭やグリーンが生い茂り、見る者を楽しませてくれます。
気候のおかげなのか、虫はほとんどいませんでした。これがテラスや中庭を堪能できる所以でしょう。

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見かけた犬はほぼすべて牧羊犬。狩猟犬はいませんでした。国民性なのでしょうか。どれもたまらなく可愛かったです。

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ザルツブルク城から見下ろした街の全景です。川の色も濁っているわけではないのですが、ほのかにグリーンであり、森と川と屋根の色すべてがマッチしていました。

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見かける洋服屋はご覧の通り、日本ではあまり見かけないような民族的な香りの残る洋服ばかりでした。こういったスタイルは次に行くウィーンではほとんど見かけることはありませんでしたので、本当に狭い地域でのみ愛され着用されているスタイルなのでしょう。1,2軒、イタリアファッションを取り扱う店(ボリオリやPT01、インコテックスなど、日本でも見慣れた物ばかり)はありましたが、イギリス文化は皆無でした。ここまでくるとイギリスも遠い国になってしまうのでしょうか。

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日本でも取り扱いがあるオーストリアのシューメーカー、「LUDWIG REITER(ルードヴィッヒ・ライター)」もありました。日本ではホーウィンのコードヴァンを扱うオーストリアの高級シューメーカーという位置づけです。しかしウィーンと2店舗行きましたが、コードヴァンの靴は一足も見かけませんでした。もちろん作りはしっかりしていますが、価格もクロケット&ジョーンズほどで、日本は少々ブランディングをしすぎなのでは、と思ってしまいます。
これは英国の手袋メーカー「DENTS」や、その他のブランドにも通じることで、本国では一般的に使われている物でも、日本には最上級ラインしかセレクトしていないため、とてもラグジュアリーなブランドだと思われてしまうことがあります。自国でどのような位置づけで愛されているのか、ということを知ることは、とても大切なことだと思います。
何より靴はドイツから東に行くにつれ、我々の見慣れた靴の形とは少々変わってきます。彼らは靴に労働・作業着としての解釈を持っているため、中に厚手の靴下を履いていた名残があるからです。そのため上の写真にもあるように、こちらの方はブーツのようなぽってりとした形の靴を履きます。革靴もスタイリッシュな形ではなく、どことなく無骨で不細工な顔立ちが多いのです。

 

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ヨーロッパの夏の夜空はやはり綺麗です。

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欧州はどの街も、夜の景色は美しいですね。
気候も過ごしやすく、いつまでも佇んでいたくなる空気があります。

翌日は、早朝ウィーンに向かいます。

 


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