BERUNです。
短い夏が終わり、秋を感じさせる気候になってきました。
9月に入ってからは秋冬物も立ち上がり、いよいよおしゃれができる愉しい季節がやってきます。
<Gray Birds-eye>
シンプルなウーステッドのスーツ地から、ツイードやオーバーコートの生地も仕入れています。
こちらはキャメル100%のコート地。膝下丈の、本格的なポロコートをお作りする予定です。
シンプルなヘリンボーンのツイードはジャケット単体ではなく、スリーピースを作ることをお勧めします。
ツイードのヘリンボーンジャケットは定番ではありますが、もうすでに多くの人たちが手にしています。
これからツイードを増やしていきたいようでしたら、まったく別の柄に挑戦してみるか、シンプルな柄でスリーピースを仕立ててしまう方がいいでしょう。
すでに冬服として市民権を得つつあるツイード。
カジュアルな雑貨屋にも「Harris Tweed」のタグが付いた小物が至るところにある今の日本。
昔ブログで書いたかもしれませんが、現在世界に出回っているハリスツイードは、実際にハリスツイード協会が出荷している10倍以上の量が供給されているそうです。
ということは、9割が本国ではない”ドコかで”作られているということになります。
本物はそう安くはありません。人が手作業で作っているものです。
日本人の悪い”癖”ですが、ブランドの思想・哲学を全く見向きもせず、表向きの格好良さにだけフォーカスをする傾向があります。
惑わされないようにしていきたいものです。
今日、新たに秋冬用のタイの打ち合わせをしておりました。
これからの季節に使えるウールタイを5本と、新たに小紋柄2パターンを作成いたします。
完成まで約1か月ほどかかりますので、楽しみにしていてください。
また、以前お話ししていましたBERUNのオリジナルボウタイが完成しました。
Cotton50% / Silk50%という非常に珍しい配合の生地です。
強すぎない光沢感。長年まさにわたしが探し求めていたものでした。
型紙から起こした完全にオリジナルの手結び式ボウタイ。
結婚式用にディナージャケット(タキシード)を揃えていただいたお客様に合わせました。
もちろん自身が結びます。
こちらはお客様が結んだ写真↓
こちらがわたしが結んだものです↓
ボウタイも結び下げ式のタイと同じように、えくぼを付けるとよりきれいに見えます。
同じものでも結び方ひとつで、違う表情になるのがわかりますね。
ですが、わたしはボウタイは通常のタイほど、きれいにうまく結ぶ必要はないと思っています。
何より大切なのは、自分で結ぶということ。下手であっても、アジがあればOKです!
ボウタイという時代とは不釣り合いなアイテム。あまり飾り立てる必要はありません。
シンプルでひっそりと首元にあるだけでいいのです。
Atelier BERUN
東京都新宿区神楽坂6-8-23
◆http://berun.jp/
◆Facebook
◆Tel : 03-3235-2225