寒い冬だから

BERUNです。

58526C6F-EADD-45EB-B1EF-B3B8C57798DB

今年の冬は寒い日が続きますね。
思わず一年に何回履くのか分からないですが、Ludwig Reiterのレザーブーツを衝動買いしてしまいました。

4599EE46-A034-4778-8D62-AA00819C0135
内側が総ムートンになっている寒冷地仕様。
この手のブーツはどうしても上品さが失われてしまうのですが、さすが王侯貴族御用達ブランドです。このブーツで、わたしが求めていたスマートノウフ(農夫)スタイルが完成します。上はBarbourにツイードハットといきたいところです。東京ではいつ出番が来るのか不安ですが笑。

 

冬の装いを楽しめる日が長いのは、わたしとしてはとても嬉しいことです。
ですが、この寒さの中でも、マフラーや手袋をせずに歩いている男性の方を見ると、なんだか切なくなってしまいます。(コートを着ない強者は今回は置いておきます..)

洋服に興味がない方ならまだしも、少しお洒落に気を遣っている方が、手袋やマフラーをせずに冬を過ごしている姿は貧相に見えてしまいます。
すぐに脱着ができ、温度調節がし易い冬の小物は、身体をしっかりと保温する大切な役割を担ってくれます。そして何より、コーディネートが一段と引き締まります。
実用的でありながら、季節性があるアイテムを使わない手はないです。
重衣料に比べて安価であり、適切な価格を払うことでぐっと装いが引き締まる。コストパフォーマンスの高いアイテムだと思います。

IMG_4100

以前同じようなことを書いた記憶があるかもしれません。傘で2万円というと物凄く高く感じますが、スーツで2万円というと安価だと思います。

物を贖うことは、何にどう対価を支払うかだと思います。この2万円に最大限価値を持たせるには何を買うのが良いのか。
たとえ30万円のスーツを着ていても、手袋もマフラーもせずにいたら、そのスーツの魅力を周りに伝えることはできません。
料理を美味しく魅せるためには、美しい器と盛り合わせのセンスが必要です。
ここで言うと、器が身の周りの小物と言えるでしょう。
盛り合わせ方はまさに着こなし方です。
それら全てが同じレベルで揃って、はじめて装いが成立します。
しかも小物は痛むことが少ないので、長い年月愛用することができます。

と言っても、なかなか巷には納得のいく小物が少ないのが寂しいところです。女性が男性に紳士用品の小物をプレゼントするという文化が変わらない限り、本当に素晴らしい物は見えてこないでしょう。

ネクタイだけラグジュアリーブランドを身につけているのは典型的な例です。
自分はエルメスのタイを着けるべき人なのだろうか。本当の意味で、そういったブランドの価値を理解して使っている人はほとんどいないと思います。
理解がないまま、とりあえずもらったから、またはアウトレットで安かったから着けているため、そこだけ浮いて見えてしまうのです。
自分の全体像と在り方に見合った物を選ぶ。
それが自分を高めることにつながります。

さて、話が脱線しました。
本人は我慢できても、周りから見たら寒そうだと感じさせてしまっていては、その装いは上手くいっていないでしょう。
人に気を遣わせてしまってはいけません。自然で在ることが大切です。
人と付き合う人間に生まれたからこそ、そのために幾ばくかの投資だと思えば、いいのではないでしょうか。

 


Atelier BERUN

東京都新宿区神楽坂6-8-23

http://berun.jp/
Facebook
◆Tel : 03-3235-2225

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です