BERUNです。
これからの季節に活躍するアイテム、オッドベスト(Odd Vest)。
<Mersolair Linen100%>
オッド(Odd=片方の、半端の)ベストとは、上着やトラウザーズとセットになっていない、単体のベストのことをさします。
これから衣服が少なくなる(残念ですが、大多数はそういう流れになっております)なか、上着を脱いでシャツ1枚になるのはあまり格好良くない。
という隠れACB(毎年言いますが、ACB=アンチクールビズです笑)のような方に適したアイテムです。
BERUNのお客様も少しずつ、ビジネススタイルはかなり着数も増えてきて、カジュアルスタイルにも手を出したいという方が増えてきました。
そういった方に、ぜひ着こなしの幅を広げて愉しんでいただきたい意図でご提案をしております。
まずは基本のきをしっかりとおさえてもらい、そこから応用へと羽を広げていくのがセオリーです。
スーツの中に合わせてもよし、カジュアルにコットントラウザーズにも合わせてもよい便利なアイテムです。
上のオッドベストは英ハリソンズ-Harrisons-の夏服地「Mersolair」のリネンを使用したもの。
今年リニューアルされ、より柄や表情のあるリネンが増えました。こういうものは夏のオッドベストには使いやすいと思います。
<Denim +Odd Vest>
ジャケパンスタイルにオッドベストを差し込む場合は、上着、ベスト、トラウザーズと3点全て異素材にするため、着こなしを考える手間が増えます。そのため、下手な組み合わせをしてしまうと、大怪我をするおそれがあります。
その代わり、着方のコツを掴めば、単調なジャケパンスタイルをぐっと華やかにすることもできる影の立役者です。
オッドベストのコーディネイトを考えることで、3ピースの着こなしがいかに簡単で格好いいかがわかると思います。
<Mesh Jacket +Odd Vest +Denim Trousers>
カジュアルで活躍するメッシュジャケットと合わせました。シワにならず、カーディガンのような着こなしのメッシュジャケットはとても重宝します。旅行に出かけるときなどにいいでしょう。
こちらは四者混(Wool/Silk/Cotton/LInen 全ての素材が入っている生地)の伊生地を使用してお作りしたオッドベスト。
ベスト自体がそこまで耐久性を求められるアイテムではないため、軽くて立体感のある自然な生地を選ぶのがいいです。
デザインも少し趣向を凝らして良いのがオッドベストの面白い点。こちらは腰ポケットにフタを付けて、釦はくるみ釦、クラシカルな印象にしております。
背中も表地を使用することで、単体で着やすいようになります。
ジャケットとの組み合わせですが、ベージュやグレーでオッドベストを作っておけば、まず何にでも合わせることができます。
最後にポイントは、あまりお洒落っぽく着ないことです。
オッドベストという、本来なくてもいいものを足しているため、普通に自然に着ることができるのが、一番の理想です。
またそれが難しいのですが、そこが装いの愉しいところでしょう。
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