BERUN式サファリジャケット

BERUNです。

長年構想を練っていた、サファリジャケットが完成しました。
型紙を何度も練り直し、ようやく納得のいく仕上がりで作成したものです。

ようやく納得のいく仕上がりが見えた今期には、サファリルックブームになっているというのは少し残念ではありますが。笑

英Harrisonsのリネンを使用してお作りしました。グレージュカラーで、サファリでありながら都会的な印象になります。ハリのあるリネンで、上品なカジュアルジャケットです。

程よいゆとりを出した胴回りを、共生地のベルトで締めて着ます。
腰ポケットはマチ付きのアコーディオンポケット。
一般的なジャケットと異なり、内ポケットのないジャケットのため、荷物は外側のポケットに入れます。

背面の脇にはたっぷりとマチのあるノーフォーク仕様。このおかげでボタンを留めた腕を前に出しても、背中が突っ張ることがありません。
カントリースタイルのツイードジャケットによく見られる仕様ですが、運動量の多いスポーティな上着には映える仕様です。

エポーレット(肩章)を付けるとやや色（スタイル）が強くなりすぎることを考慮して、こちらは付けておりません。モダンな印象になります。

本来のサファリジャケットはシャツ袖ですが、テーラードの香りを残そうと、筒袖にしています。

ポロシャツの上にでも着られるように、裏地は一切排除、袖裏も入れていません。
麻の繊維を通して、全身で風を感じることができます。

初めてお作りしましたが、何度も構成を練り直しただけあり、満足のいく仕上がりです。

夏になると注目が集まるサファリジャケット。
コットンやリネンで一着持っていると、土日のカジュアルスタイルの幅が広がりますね。

サファリジャケットを格好良く着こなしていた人で有名な人と言えば、イヴサンローラン、ヘミングウェイの2人が思い浮かびます。
彼らのように自然に着こなすことができれば、都会でもサファリジャケットを颯爽と着こなすことができるようになれるでしょう。

Atelier BERUN

東京都新宿区神楽坂6-8-23

伊達男日和