やっぱり麻

BERUNです。

ここ数日、梅雨とは思えない猛暑が続いております。
32度を超えたら、わたしはウールのスーツを着るオンモードのとき以外は、全身麻に身を包みます。

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真っ白のリネンシャツにパナマハット。リネンシャツは色で遊ぶ!と言っていた20代のときには、恐れ多くてできなかったコーディネートです。笑
リネンシャツは破れるまで着続けるものです。ハリのあったおろし立ての頃から、洗い続けて柔らかくなっていく経年変化を、存分に愉しむことができます。

麻にはいくつか種類がありますが、ドレスシャツの使われる素材のほとんどが、リネンとラミーの2種類です。
麻=リネン ではありませんので、ご注意を。
ざっくりと説明しますと、リネンは繊維が柔らかく、しっとりとした風合いです。その代わり、耐久性という面ではラミーに軍配が上がります。
ラミーは繊維が硬く、少しチクチクするような印象があります。リネンの方が高価であるため、あまり聞きなれない名前ですが、以外と世にあるリネンと呼ばれているものはラミーであったりします。
わたしはどちらの風合いも好きなので、どちらもシーンや気分によって着分けしています。

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青空の下で映えるインディゴブルーリネン。着続けて色落ちも愉しみたい色です。
今まではカジュアルシャツであればボタンダウン、という傾向にありましたが、最近はリネンシャツでボタンダウンにすることは減り、セミワイドカラーにすることが増えました。エレガントで少しくだけた印象になります。
東京は南イタリアではありませんので、カッタウェイにはしません。あまりにも抜きすぎると、だらしなさに成り下がっていってしまいます。

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毎年リネンシャツを1枚ずつ増やしているお客様がいます。
かれこれ6年前から始めたことですので、もう6枚になりました。
色とりどりのリネンシャツの中から、天候や気分によって色を決めるのが楽しい。と教えてくださいました。

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素肌のままリネンシャツを着用し、リネンスラックスを合わせる。下はサンダルでもローファーでもいいでしょう。
「ヴェニスに死す」のような、真っ白なリネンの3ピーススタイル。
あれが盛夏のスタイルの永遠の定番であることに違いはありません。

「一人の洒落者が街を作る」

上着を着ない盛夏のカジュアルスタイルであれば、リネンシャツにリネンスラックスという全身麻のコーディネートは、とても涼しげで、きっと街の人たちを少し明るい気持ちにさせてくれるでしょう。

 


Atelier BERUN

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