BERUNです。
久しぶりの投稿になりました。
大阪の地震、そして西日本豪雨。
生きていくことの重さをひしひしと感じます。
被害に遭われた方々の1日も早い復興を願っております。
今年はいつにも増して暑いです。この夏の暑さをどう快適に乗り切ろうか、熟考しているところです。
学校にもエアコンを導入するべきだと言われている昨今。さすがにただ単にACBと言い続けていても芸がない時代に入ってきました。
夏をだらしなくせず、優雅に美しく楽しみたい。その策を考えております。
さて、しばらく前に、オーダースーツの全く新しい採寸方法が出て、
いかにもIT業界の人が考えそうなアイデアで、
わたしも、誰でも簡単に、
近い将来、
そしてそのデータが瞬時に工場に送られ、CADでカットされ、
今後はそういう機械も大量生産され、
色々なオーダーの仕方があってよいと思いますが、ここがOrde
いくらでも簡略化・低価格化できてしまうOrder madeと、
自分の身体にジャストサイズのスーツが簡単にできてしまうことの
そもそも日本人の体型というのは、
昔と比べて、時代と共に変化してきてはいますが、顔の大きさに対し肩幅やバストが少なく、胴長で足が短いというのが我々日本人の特徴です。
つまり、自分の身体に合わせたスーツということは、
想像してみていただけたらお分かりかと思いますが、
そもそも洋服は西洋から来た服です。ハナから我々には似合うはずがないのです。だからこそ、どのように着ればより自分の良さを引き出すことができるのか、それを彼らよりも考える必要があります。
わたしは自分の体型には何ヶ所もコンプレックスがありました。
それらがBespokeに出会ったことをきっかけに、
Bespokeの強みは、人が採寸することによって、
そのため、必ずしもジャストサイズに作ることはしません。
メリハリをつけていくことによって、
細身で背が高いモデルのような方もいますが、
若い頃はまだスタイルがいいことは武器になるでしょうが、30、
機械が作ったものは”アジ“がないのです。
Bespokeの醍醐味は、その人の体型だけではなく、
人の身体を測って、そのまま合わせて作ることは、
優れたフィッターは、
吉田茂のような、背が低く腹の出たおじさんが、
イギリス人映画監督であるサスペンス映画の神様と呼ばれた「アルフレッド・ヒッチコック」。彼も決して体型に恵まれた人ではありませんでした。
ですが彼が残っている写真を見ると、どれもとても美しいスーツの流線型で、醜い身体を美しく魅せています。
白洲次郎のような、顔や体型に恵まれた生粋の伊達男が、
自分の趣味嗜好を越えたものを提案してくれるのが、
そしてそれは、
経験を重ねていくことで、
だからこそ面白いのではないでしょうか。
我々のような仕事は、
ITに負けるわけにはいかないのです。
わたしはなにも機械がわるいと言っているわけではありません。
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