夏はチーフを挿そう

BERUNです。

カジュアルエブリデイ、クールビズ、スーパークールビズ、、色々な呼び名が飛び交います。
タイをしないスーツ姿が街に溢れる季節です。
先日、身体が慣れる前に33度超えの猛暑になり、ここ数年の日本の夏はさすがにアンチクールビズスタイルを無理強いはできない気候にかわってきていると実感しています。
ですが、スーツでのノータイスタイルを格好良く着こなせる人はなかなか稀有でしょう。
夏はノータイスタイルを選択するなら、ジャケット&スラックススタイルでぜひ挑戦してほしいと思います。

そして、もしタイをしないのなら、わたしはぜひポケットチーフを入れていただきたいです。
スーツスタイルには、ホワイトリネンのチーフ一本で十分とお客様にはいつも話していますが、タイのないジャケットスタイルに入れるチーフは華を添えるという意味で、華やかなものを入れるようにしています。

先週末、これからの季節に活用できるチーフを仕入れました。

<Thomas Mason Linen Chief>

英トーマスメイソン社のリネン素材のポケットチーフ。柄がシックなものばかりですので、派手な感じにはならず、シックにチーフを愉しめる一枚になります。柄リネンという一見すると野暮ったいものをさっと入れていると素敵です。

<Reversible Silk Chief>

リバーシブルのポケットチーフ。色合いはブルー、ベージュ、ブラウン、グリーンにまとめています。魅せるショップではないので、あれこれ並べるための色は必要ありません。実際に使えるものだけと考えるとこのくらいの色合いになります。もちろんわたしの好みですが笑

夏はブルー、ベージュ系のジャケットが増えます。それらに活用できることと考えると、このくらい控えめで落ち着いた色合いがいいでしょう。

<Mesh piping Chief>

爽やかさのあるスポーティなメッシュ地のポケットチーフ。ふちがパイピングで施されており、カジュアルな印象を与えます。
もしタイをするならレジメンタルタイと合わせたい。個人的に好きなチーフです。

 

なぜネクタイがなくなるとチーフが必要なのか

そもそもネクタイは、全体の印象を大きく作る、小さなアイテムです。そこにどんな色や柄のものを持って来ようか、そこにその人のセンスが表れます。
ブルーのジャケットにグレーのスラックスというシンプルなスタイルでも、タイをどのような色・柄を持ってくるかということで、十分に個性を表現することができます。

例えば、ジャケットがまだ数着ほどの方が、グリーンのチェックや、ボルドーの千鳥格子というようなジャケットを揃えることはあまり考えられないでしょう。
はじめは多くの人が、ブルー、グレー、ブラウンと、男の三原色から揃え始めると思います。
一見すると、シンプルで味気ないジャケットスタイルに、華やかさをもたらすのがネクタイです。
そのタイがなくなった場合、色を出す場所がなくなります。
そのタイよりも小さな面積のアイテムで、色・柄を簡単に挿せるのがチーフです。

チーフを入れることで、ジャケットスタイルで簡単に、華やかさ、爽やかさ、スポーティさを持ち出すことができます。
アイテムが少なくなる夏だからこそ、暑くならない方法でお洒落を愉しめるアイデアを考えていきたいですね。

 


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