本物を感じられる場所

BERUNです。

先日、仕事も兼ねて日光に行ってきました。

日光は、レストランを経営しているお客様に出会ってから、年に2,3度行くようになった場所です。行けば行くほど魅力を感じています。

今回行ってきて、変わり続ける東京に対して、本物を守り続けていく意思があり、歴史的な重さを体験することができる地方は、とてもいい場所だと感じました。

山の中にあり、緑に囲まれたレストラン。滝を見下ろしながら、緑の中で味わうランチ。
お盆明けでも人で賑わっていました。

話に華が咲きすぎてしまい、中禅寺湖の英国大使館別荘と、イタリア大使館別荘にいきたかったのですが、すでに夕方近くになっていて、閉館間際だったのでまたの機会にしました。というわけで、夕食までの間、系列店を周ることに。

築100年を超える洋館。時代を超えていかないと出ない重み、深さを存分に感じることができます。

この写真のものではなかったかもしれませんが、日本最古の蓄音機がありました。竹針の調子がわるく、当日は聴けず、、次回聴きたいです。

森の中にたたずむ平屋の店舗。元々メイドの部屋だった場所をレストランに作り替えています。個人的にこちらの雰囲気が一番好きでした。わがままを言い、こちらで夕飯をいただくことに。

内装、外装、すべてが完璧でした。

こちらは元々お寺が建っていた場所で、精進料理を出している料理屋です。

天井の細工です。全ての建物の細部に職人の技術が冴えわたっています。

すべての空間が本物でした。東京でやろうと思えば、、天文学的数字になるでしょう。。もちろん地方でも容易い規模ではありませんが。
地方でしか表現できないモノ・コトがあると感じています。
東京は大企業でなければ、小さな箱で最大限表現するしかありません。

1日周って、360度全方位から直球勝負でここまでクラシックを貫かれ、感動が止まりませんでした。

BERUNもわずか8坪の小国ですが、まだまだ洗練できるところは多分にあると感じます。
こういう機会はとてもありがたいです。センスの栄養をたっぷり補給させてもらいました。

歩いて出会う道のりが美しすぎて、未だに余韻に浸っているところです。

絶品のテールシチュー。

今回はある企画のため、鞄職人の福島さんと、レディースのオートクチュールのデザイナー上原さんとわたしの3人で行ってきました
福島さんの仕事は現在、気が付いたら半年待ちの状態になっていました。3年待ちになるのも遠い話ではないでしょう。
将来世界中でトランクショーをやりたいと話している彼ですが、先日カンヌ映画祭のVIPルームに出店する機会があり、春にフランスまで行ってきていました。そこに出した際、ある映画監督に気に入られ、作中で使うバッグをオーダーしてもらっていました。納品に撮影場所のタイまで行ってきたそうで、日本の枠をすでに飛び越えています。仲間としてはこのまま飛び回ってほしい限りです。
今個人的に、財布と名刺入れをオーダーしていますが、作っていただきたいクラッチバッグもあるので、手が付けられなくなる前にお願いしたいところです。そうだ、アタッシェケースも欲しいんだった。。あぁ、、どうしよう。。笑

上原さんは独り立ちし、これから心機一転突っ走っていくところ。
3人ともモノづくりの人たちなので、朝から晩までいても話は尽きません。

日帰りでは物足りない1日でした。
今回の企画も、あと1,2か月後にはオープンにできると思います。
とても楽しみです!!

またまた秋冬物の生地のお話を

先日の大量生地到着から数日が経ちまして、感度の高いお客様が少しずつご来店くださっています。
生地は多いうちに見たほうが楽しい!と気付いていただいた方々が、なるべく早いうちに見たいという嬉しいお言葉をいただきます。
すでに嫁入りが決まった生地を見て、「これは格好いい!!欲しかった!」と羨ましそうに唸る方もいらっしゃいまして、生地を選んで買い付けてきた甲斐がありました。とても嬉しいお言葉です。

こちらは嫁入り先が決まった生地たちです。Holland & SherryFOX BROTHERSDormeuilDugdale Bro.Edwin woodhouseARISTON。。どれも仕上がりが楽しみでなりません。

「こんなにも趣味嗜好に偏った生地を大量に仕入れる個人店もなかなかないですね」
というお言葉も。笑
たしかに、遠目で見てみると、全てわたしが作りたいと思える生地のものしか仕入れてません。
全てが今季でなくなることを想定していないため、長いものでは何年も生地の棚にあるものもあります。
そのとき、自分自身がいつ見ても、「いい生地ばかりだなぁ」と感動し続けられる棚でなくては面白くありません。その感動を伝えることが仕事であり、その想いが洋服に投影されていきます。

常にマニアックになりすぎず、あくまでリアルクローズなものを厳選しています。
オンオフどちらも幅広く仕入れましたが、どれも一筋縄ではいかないストーリーのある生地ばかりです。

ぜひ、皆さんにご覧いただきたいと思っております。

 


Atelier BERUN

東京都新宿区神楽坂6-8-23

http://berun.jp/
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◆Tel : 03-3235-2225

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