Day 3 Lake District

BERUNです。

3日目の朝、ホテルでの朝食ですが、何を食べたいかという紙を渡され、なんのことかわからないため、とりあえず全部にチェック。
ワンプレートでイングリッシュフルブレークファストが来るのだろう。その中の食べ物を選べるのだろうと思っていたら、これが誤りでした。

 

はじめにイングリッシュブレークファストが到着。

なかなか重めの朝食だなぁと完食。

その前に、ホテル自家製のジャムや蜂蜜、パンがあり、それが非常においしく、パクパク食べてしまいました。(実際このサイドが一番美味しかった。このパンだけでお店開けるじゃんというレベルです)

 

すると次の食事が。

まだ何か来るのか。

完食。

 

すると次の食事が。

まだ何か来るのか。

完食。

 

また来ました。
これは新手の嫌がらせか?否。自分が選んだ道だ。

完食。

 

さすがにもう限界です。
一体我々は卵を何個食べているんだろう。

そしてそれを見かねたのか、
「もうひと料理来るけど、お腹は大丈夫?」

と聞かれまして、さすがに無理ですとギブアップ宣言をしました。

 

この日、ランチを食べることなく、夕食までもったことは言うまでもありません。笑

 

この日は終日雨でした。

ホテルからすぐ近くに、20分ほどでサクッと登れるガマーズハウという山があり、湖が一望できるとのことでしたので、そこを登ってみることに。

 

雨の中の山登り、しかも山といっても、道なんかなく、倒れている草を頼りに登っていくというワイルド登山。

どんどん靴とズボンが濡れていきます。

頂上に着く頃には、ズボンと靴はほぼすべて水分でした。

 

雲で覆われた景色でしたが、これぞイギリスのカントリーサイドの景色。

今回持ってきたベンタイルコットンのスウィングトップが非常に役に立ちました。

 

その後はいくつかチェックをしていた場所へ向かうことに。

最初に足を運んだのは、ブラックウェル館。
結果、今日行った場所で最も感動が大きかったです。

 

ブラックウェル館はアーツ&クラフツ建築の最高傑作のひとつと言われている建物。

元々はマンチェスターの大富豪エドワード・ホルト卿の別邸だったものを、戦中は女学校として使っていたそうです。
ぱっと見の表向きの作りと変わって、内装はとても素晴らしかったです。

 

 

ウィンダミア湖が一望できる一室。
目の前には緑と湖だけ。
これ以上の贅沢はないですね。

 

アーツ&クラフツの流れがあり、家具や調度品にも、花や植物が使われているものが多かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シックな廊下から、一室毎に表情が変わる。その雰囲気がとても素敵でした。

 

もう最高です。住みたいです。

 

 

 

一生いれそうな空間です。

 

 

テンション上がってます。

全てが計算され尽くした空間作り。

 

 

 

シックな廊下が建物の空気を引き締めてくれます。

 

 

 

 

こんなところに、PEAL & Co.社のジョッパーブーツを発見!!
置いてあるもの全てがセンスいいです。

 

 

湖水地方は、文字通り大小たくさんの湖があり、その周りを囲むように小さな街がある地方です。

ぐるっと周り、ニアソーリーという街へ。
ここはピーターラビットが生まれた場所。
我々は特にうさぎさんには興味はなかったのですが、当時の生活していた中の様子を見ることができるため、行きました。

 

私がアンティークを好きな理由は、昔の生活、営みが見えるところにあります。

今ではもうなくなってしまった世界が、そのものを通じて感じることができる。

それがアンティークの魅力だと思います。

 

先ほどのブラックウェル館とは打って変わり、天井も低く、あかりも暗く、全体的にダークな印象の室内。

昔の英国人の暮らしを感じることができます。

 

こちらは壁と一体になっているキャビネット。壁に扉だけが付いていて、開けるとこのような棚になっているという設計。非常に素敵。

調度品はとても素晴らしかったです。

 

それにしてもずっと雨。

 

しかし雨でも楽しませてくれるのがイギリスという国です。

この日の最後に立ち寄った場所はワーズワースグラスミア。

今回は予習が間に合わず、ワーズワースの詩を見る時間はありませんでしたが、湖水地方をこよなく愛したワーズワースの自邸を見ることができます。

わたくし、閉館ギリギリに行ったので、展示室には入れたのですが、残念ながら自邸には辿り着けず。またの機会にいたします。

このワーズワースの辺りは中に入らずとも、周りの空間がとても素晴らしい。現代的な物はなく、200年前の風景がほぼそのまま残されている世界観です。

ヨーロッパはこのように、当時のリアルが今もそのまま残されているというのが非常に魅力的です。日本は自然災害が多いので難しいですよね。江戸村なんとか、というような感じで、非日常的に作り上げることはできますが、やはりリアルには敵いません。

この景色は曇りか雨くらいがちょうどいい。

今日の宿は湖水地方の北側にあるケスウィックという街。

 

ヨーロッパのいいところは、こういう雰囲気のホテルにビジネスホテルくらいの価格で泊まれるところ。

こちらもホテルの中のレストランでいただきました。

アジア人は我々だけ。しかも、同性ペアも我々だけ。ドレスアップしてるのも我々だけ。笑

明日はスコットランドに入ります。


-Atelier BERUN-
東京表参道の仕立て屋 / 洋装士

Haruto Takeuchi / 竹内大途

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