BERUNです。
古来から日本のみならず、世界中で奢侈禁止令(贅沢禁止令)が言い渡される時代がありました。
江戸時代には農民や百姓は絹を着ることを許されず、布か木綿に制限され、その影響は武士や町民にもは及びました。
しかしそんな中でも人間のおしゃれをしたい欲求は失われず、見えない裏地に凝る人たちが現れたと言われています。
そんな装い方を”裏勝り”と呼び、”粋”と言われるようになったというのは有名なお話。
やはり人は、何かかしらから制限をされている方がパフォーマンスが出るのでしょう。
ルール無用の現代、”粋”だと思える人は限りなく減っています。
こんな時代だからこそ、自らにルールを課すということが、”粋”に生きていくためには必要なのかもしれません。
パッと見て分かりやすいお洒落ではなく、静かに遊ぶ。
わたしが追求している”装う”ルールです。
英国人はダブルカフスがお好き。
わたしは普段、シンプルなカフスを選びますが、休日は少し変わったものを付けたりします。
全体ではなく、さりげなく楽しむ。
気付いた人も気付いてくれた自分も、嬉しい気持ちになる。
その遊び方に、人それぞれのセンスが表れます。
”粋”という言葉が消滅しないよう、わたしたちの世代がしっかりと継承していかなくてはいけません。
犬は2匹飼っています。
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