BERUNです。
お盆が始まり、神楽坂は静まり返っています。
ここ数日続いて天気がわるく、雨の降らなかった梅雨のお返しがやってきたようです。
８月は閑散期なので、割り切って夏を愉しんでいます。
とはいうものの、やはりお客様とお話しする機会が少なくなるのは非常に残念です。
夏を愉しみつつ、早く９月にならないかと思っています。
神楽坂の帽子屋ヤマダヤさんにて。BERUNから歩いて行ける場所にあるので、よく洋服を納品した後に、「帽子でも見に行きますか？」というノリで行きます。
この日、首から足元まで全身夏の装いに着替えた後、こちらでパナマ帽をご購入されました。頭の先からになりました。
改めて気が付きましたが、職人（もしくは天職の人）と、営業マンの売り方は正反対だと思います。
職人・天職の方は、そのお客様を見てパッと一目でイメージできるため、初めからその人に合う最高のものを見せてしまいます。
しかし、お客様は色々考えたい。悩んで悩んで（その悩む時間を楽しみたい笑）、これに決めたいものです。
そのため、はじめにぴったりの物を提案されても、「他にありますか？」と他の選択肢も見たくなります。
それとは違い営業マンは、いい物は最後に見せるようにする傾向が多いです。
期待を膨らませて、購買意欲をかきたてます。
どちらがいい悪いではありませんが、このヤマダヤの店主は職人の売り方です。
お客様の顔を見るや否や、「これですね。」と言い、被せた帽子が↑の写真です。
なぜこれがいいのか、という説明も、わたしが聞いても納得です。とても分かりやすく、しっかりとその人のことを考えてご提案しています。
店側はの人間は在庫をお客様より把握しており、何があって何がないかを知っています。
その中から１番合うものを瞬時に見極めて提案するため、間違いが少ないのです。
わたしも”こちら側”でしょう。いい生地が入り、その生地にぴったりのニーズと体格、雰囲気を持った方が来られたら、まるでシンデレラのガラスの靴のような感動が起こります。
そして、待ってましたと言わんばかりにお見せします。
色々と考えますが、結局一番最初に提案したものに収まるケースが非常に多いです。
先日、日光の中禅寺湖まで行ってきました。
軽井沢や那須と違い、避暑地でありながらあまり前の２か所ほど有名ではないような気がします。
しかし、ヨーロッパ各国の大使館の別荘があり、ヨットやクルーザーで愉しむ姿があったりと、まるで日本とは思えない風景が広がっています。
日本の多くの湖や海の周りには、海の家や民芸品のような、コンビニエントな用を済ます建物が多く、美しい景観を壊してしまっています。そういった雑多な物が、中禅寺湖の中心エリアを抜けると一切なくなります。一見ヨーロッパのどこの国だろうかと見紛うような美しさです。
フランス、ベルギー大使館別荘は現在も使用中ですが、イタリア・英国は栃木県の所有物となり、展示館として開放されています。
こちらはイタリア大使館別荘。外壁の造りが初めて見るような独特な雰囲気で、イタリア人の本気のセンスを感じます。
英国大使館別荘は時間が足りず、見に行けませんでした。またの機会にします。
ソファから眺める湖は美しいの一言です。
当時、この湖では大使の家族や友人たちが集まり、ヨットレースや水上ポロなど、様々なスポーツが行われていたそうです。
中禅寺湖も奥までくると観光客も減るため、静かな余暇をゆっくりと過ごしたい方にはとてもいい場所です。
こちらは鎌倉山の「苔丸」にて。多肉植物や、一風変わった植物を置いている店。オーナーのセンスを直に感じます。
鎌倉に行った際は必ずと言っていいほど、鎌倉山のケーキ屋「ル・ミリュウ」に立ち寄るのですが、その目と鼻の先にありました。今まで気がつかなかったなんて。
BERUNの店の雰囲気ではないので店には置きませんが笑、家には少しずつ緑が増えてきています。
最後になりますが、この時期はぜひ、洗濯槽クリーナーをお使いください。
わたしはシャボン玉石鹸の物を使っています。
湿度の高いこの時期は、できれば月に１回はやることをおススメします。
あまり普段やられていない方は、はじめの一回目の黒カビの驚くほどの浮き上がり具合に引くはずです笑
冷水ではなく、きれいなお湯（40度前後がベスト）を上まで張り、クリーナーを入れ３～４時間置いておきます。
そこからスイッチを入れてからは、根気で黒カビとの闘いです。数回回しては止め、網のようなすくう物でひたすら洗濯槽に浮いてきたカスをすくっていくだけです。
はじめのうちは、何回やっても取り切れないほど出てきます。
今までこんなに汚い洗濯槽で洋服を洗っていたのか。。とショックを隠し切れない気持ちになりますが、見えない内側の洗濯槽と向き合ういい機会です。
髪を切るような気持ちで、ぜひ定期的にやってみてください。
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