彩りを添える

BERUNです。

BERUNのオリジナルタイ、Vol.3が完成いたしました。

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今回は明るい爽やかな春夏のイメージのものを作りました。

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ブレイザーなどのようなスポーティなスタイルに合う幅広のレジメンタルタイに、

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茶系のペイズリータイ。クラシックな趣がありとても上品な柄です。

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パープルとミントグリーンの小紋タイ。クラシックな巾で華やかな色柄、なかなか探しても見つかりません。

どれも首元にくると、すごく収まりがいい色柄です。

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ラベンダーが上品な色合いです。こちらはこれからの季節に活躍するメッシュシャツに、Smith Woolensの夏生地、Travel Suitingで作ったジャケットと合わせています。

すでに世の中ではクールビズが始まっていますが、わたしはやはりクールビズは気乗りしません。
とは言いましても、ただやみくもにノータイはかっこ悪いからいけないというのも説得力がありません。
男性の洋服にはなぜタイが必要なのかを、今一度考えてみましょう。

ネクタイは料理で言うと彩りです。食卓に並ぶ野菜です。
ノータイでスーツを着るというスタイルは、全身無彩色になります。
ネイビーのスーツに白のシャツ、靴は黒。
それは言うなれば、白い皿に唐揚げだけが盛られた料理のようなものです。
お腹の空いた男性は食欲は沸くと思いますが、決して美しいものではないですね。
ネクタイはそこにレタスやトマトなどのような、彩りを加える役目を果たしています。

人生には彩りが必要なように、スーツの着こなしもストイックになりすぎず、少し柔和さがある方がいいと思います。
無彩色であるときは、真面目な印象や、シックで無口なスタイルを作り出すときだけでいいでしょう。
場面によって使い分けることができますが、大人の男としての余裕をもつためにも、首元には華を添えることをお勧めします。

人間の人生には美しさが必要です。
人の歴史は美しさが歴史と文化を作ってきています。
合理的、利便性は二の次でいいでしょう。

最後に、これから来る猛暑に備えて1つアドバイスをいたしますと、
ジャケットを着ずにタイだけをする格好はわたしはお勧めしません
どうしても間抜けに見えてしまいます。
上着を着ないのであれば、いっそのことタイも外してしまいましょう。
その代わり、シャツとトラウザーズと靴の3点勝負になりますので、そのスタイルで格好良さを出すためにはかなりの工夫が必要です。
個数が少なくなるため、1点ずつに色を持たせる必要が出てきます。
トラウザーズをチェックにする、シャツに色を加えるというようなジャケットを着ているときとは違う物の選び方が必要になってきます。

 


Atelier BERUN

東京都新宿区神楽坂6-8-23

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