BERUNです。
長かった春ですが、30度を優に超えてきて、うだるような暑さが続いてます。
まだ身体が暑さに慣れていないので、無理はしないようにしましょう。
店先の紫陽花が咲き始めてきました。昨年はわたしが全て剪定したので、咲くかどうか不安だったのですが、今のところ綺麗に咲いてきています。
梅雨の雨を吸って、これからどんどん大きくなっていくのが楽しみです。
Linen Shirt
BERUNではこの時期になると、またかと思われるくらいリネンシャツをお勧めします。
GWが明けるとわたしはほぼ麻しか着ません。たまに綿のメッシュ地のシャツを着ることがありますが、ウールのスーツのときでも、リネンシャツを合わせることが多くなります。
麻は何色を選ぶのがいいのか
麻にはたくさん色がありますが、どんな色柄を選んでもやりすぎた感じにはなりません。麻という上品な素材がそうさせます。
夏はジャケットを絶対に着ない、リネンシャツは1枚で着る、というアンチクールビズ党(笑)ではない方には、わたしは様々な色を提案しています。青、ピンクに限らず、ラベンダー、レッド、グリーン、ダークネイビー 。柄物であれば、ストライプ、チェックなど。
アイテムが少なくなる夏だからこそ、シャツ1枚の存在がとても大切です。
ですが、ここ最近は白の麻がとても好きで、そちらもお勧めしています。
飾り気のないホワイトリネン。真っ白な麻のシャツを着て休日を過ごす。まさに男の美学です。
夏でもジャケットを着る、またはスーツを着る、という強者の方にも、麻のシャツはとても便利なアイテムです。
そういった方には、色はホワイトかブルーをメインで提案します。麻のピンクはカジュアル感が強いため、ジャケットスタイルにはあまり合いません。着慣れてきたら、ラベンダーのリネンシャツなんかをジャケットに合わせるのも素敵でしょう。
<天気のいい日は明るい色を着たくなる>
わたしのお客様では、毎年買い足している方が多くいらっしゃいますが、そうなると、天気に合わせて着たい色を選ぶことができるようになってきます。かんかん照りのときはレッド、オレンジ、ピンク、イエローなど。曇り、雨の日は、ブルー、ネイビー 、グレー、カーキなど。
まず1、2着作ってみると、これなしではいられないと、リネンシャツのファンになると思います。本当に着心地がいいため、夏のファッションの概念が変わると思います。
リネンシャツの誤解
巷に売られているリーズナブルなリネンシャツを手にしたことがある方がよく言われるのは、ほんの数回で着られなくなってしまったという苦い思い出があるということです。おそらく、生地が相当薄く、縫製も甘い作りのため、1シーズン保てば御の字という発想のもと、作られたものなのだと思います。
リネンシャツ=弱い、自宅で洗えない、アイロンをかけなくてはいけないから面倒。
というイメージがある方が多いようですが、本当に良質な麻で、しっかりと縫製されたシャツであれば、その見解はまったく根本から覆ります。
1シーズン着ていただけたら、きっとリネンシャツのイメージが、
リネンシャツ=強い、自宅でガンガン洗える、ノンアイロンで洗いざらしで着られる、着れば着るほど風合いがよくなってくる。
に変わると思います。
わたしが毎年、壊れたおもちゃのように(笑)、麻、リネン、LINEN!と言っているのには理由があります。
それは作った方が本当に楽しそうに麻のシャツを着ていて、毎年夏が来るのを楽しみにしてくださる姿を目の当たりにしているからです。
半袖シャツはありか
真夏が近づくと聞かれることが多いのですが、わたしは半袖シャツは決してお勧めしません。
昨年、シアサッカーの生地で半袖シャツでお作りしたものもありますが、よほどどうしても!!!と言われない限りは、こちらからはまず止めています。
理由は簡単で、シンプルに格好がよくないからです。身体の華奢な我々日本人が、格好良く着こなせるほど半袖シャツはお洒落なアイテムではありません。それを着こなすためには、相当鍛錬した肉体と、着こなす自信を持ち合わせていないと難しいでしょう。
暑い夏の日にどうしても涼しさを感じたい場合は、袖をまくりましょう。それもカフス巾そのままくるくると巻き、肘を露わに見せるのはみっともないです。
より美しく袖まくりを見せるには、カフス(袖)をまず半分におります。そこから2、3回巻いて、7分くらいで止めます。
こうすると、まだそこまでみっともなく見えない、袖のまくり方になります。
Tシャツ姿よりも涼しく、ポロシャツよりもエレガントで、扱いが簡単なリネンシャツ。わたしは一生愛用し続けます。
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