ベルンです。
年始から半ば暴走状態に近いレベルで買い物をしておりましたが、少しずつ春物にさし変わり欲求を抑えられてきている状況でした。
そんな中たまたま本日伊勢丹に寄ったところ、本館でメンズファッションのファイナルセールを開催していたのです。
しかも本日(26日)からスタート。
それは幸運と思い、早速全国のファッショニスタが集結する戦場に足を運んできました。
わたし個人的にはとてもいい買い物ができましたが、とてもオススメできる環境ではなかったです。
雑多とした店内。
人たちが血眼になって洋服を探す空間。
わたしのように、自分の高感度スコープに入らない物以外すべて白黒に見える特殊能力を持っている人でないと(笑)、あの空間で長く着続けられる洋服を見つけるのは至難の技です。
ニット、スプリングコート、ニッカーボッカーズ、パジャマ。
次のシーズンに欲しかったものが見つかってよかったです。
ARPENTEUR(アルペントール)
2011年創業とまだ若いブランドですが、伝統的なフレンチワークスタイルを現代風に落とし込んでいるフランスのブランド。
イギリスのシェットランドウールのような暖かさのある固さではなく、近代的で冷たい構築的な固さをもつ素材感のニットです。
襟元のデザインがなんともこそばゆい、フランスっぽいニヒルで面白い形。
太めのデニムにポテッとしたブーツと合わせたい。
こちらもARPENTEUR(アルペントール)。
フランスの人気ボーダーカットソーメーカーSAINT JAMES(セント・ジェームス)を思わせる首から肩にかけて施されるボタン。
首元からシャツをのぞかせて、ショップコートなんかと合わせたい。
帽子はベレーで、2トーンのスクールマフラーなんかを合わせたら雰囲気いいですね。
数多の洋服を見て思うのですが、こういったデザインがこざかしく見えない洋服を着ることが、大人の男としてとても必要なことだと思うのです。
セカンドラインのブランドやファストファッションなどにはこういったデザイン”だけ”を真似して作られる洋服がほとんどのため、どうしても説得力に欠ける洋服に仕上がってしまいます。
一枚仕立てのスプリングコート。
ライナー取り外しができるような便利さに傾倒したものではなく、本来の”風よけ”のみを目的とした潔い薄手のコート。
こういった季節アイテムがそれぞれのシーズンにあると、四季すべてを楽しめるからいい。
なんと、Haver Sack(ハバーサック)のニッカーボッカーズも売っていました。
こんなマニアックなアイテム、洗練された奴らが通う伊勢丹では売れるわけがないのに笑
しっかり購入しました。
毎日の一人ツイードランのいい相方になってくれそうです。
そして最後は、Paul Stuart(ポール・スチュアート)のパジャマです。
今まであまり寝具にまつわるものにはこだわってこなかったわたしですが、今年からは少し考えてみようと、いいパジャマを探していた矢先に見つけました。
落ち着いたブルーのペイズリーが程よい洒落感で、何より触り心地がとてもいい。
コットン100%で身体に優しく、いい夢へと誘ってくれそうです。
本当の洒落心を持つには、人と会っているときだけではなく、一人でいるときも気高くあることが大切だと思うのです。
そういった積み重ねが自信につながり、体内からにじみ出てくるオーラへとつながっていくのでしょう。
こんなにも大衆化してしまったファッションで周りと差別化をはかるためには、周りと同じような装いをしていても仕方がありません。
自らの色を持ち、その色を徹底的に磨いていくことがなによりも大切なのだと思います。
ベルンでした!
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