ベルンです。
本日はフィレンツェ2日目。
昨日見たお店がなかなかナイスなセレクトショップだったので、ここでは個人的にベルトを購入し、お客様用にMARZZULOのセッテピエゲのタイを3本購入。
やはりタイは小紋柄にかぎります。
さて、続けて買い物をしようとしましたが、土日のフィレンツェは主要ショップ以外閉まってしまうということだったので、本日は「THE MALL(ザ・モール)」に行ってきました。
「ザ・モール」とは、グッチが作り上げた一大アウトレットモール。
ハイブランドがお手頃価格で手に入るという、ブランド好きなアジア人にはたまらない場所なんです。
西洋文化が多彩なイタリアに来ていても、特に西洋の歴史に詳しいわけでもないので、お金を払って色んな建物の中に入ろうとはあまり思えず。
元々、美術館、動物園、水族館など、ひとが作り上げたものにあまり興味がない性分なもので。
その土地の人たちが長い歴史をかけて作り上げた街が、一番の美術館なのではと思うのです。
そんなこんなで、ハイブランドは特に興味がなかったのですが、行ってきました。
駅前のバスから約50分ほどで着く好立地な場所にあります。
バス停で並んでいると、予想がしていましたが、予想以上のアジア人の多さ。
今回終始思っていましたが、日本人観光客はどこを歩いていてもあまり出くわさないものの、韓国人、中国人は本当に多い。
時代の流れで、今の中国人は団体旅行客が多いようですが、一昔前の日本も団体旅行がメインだったので、はたから見たらこんなにも芋くさく見えていたのかと、時代を感じます。
最も早く熟成した先進国であるヨーロッパの人たちが、様々なビジネスでアジア人を食い物にする理由がよく分かります。
戦後アジアの発展は日本からはじまり、これから成長してはいくが、今まで当国でなかった文化を発展させていくため、何がいいのか、判断基準が分からない。
その判断基準がなく、元々持って生まれた美的感覚も欧州とは異なるため、ヨーロッパの人たちからするといいカモなのでしょう。
だから、欧州がいい!というものは、果敢に取り入れる姿勢をつくっているのですが、そろそろ日本はこの状況から次のステップにいくために、変わる手だてをどんどんつくっていくべきだと思うのです。
平気でランニングシューズのようなハイカラな靴でブティックに入る中国人や、原色使いが巧みすぎて真似できないような韓国人も、これから何十年と経っていけば、もっと素晴らしいセンスが身につくと思います。
事実、今海外に着ている韓国人や中国人らは、少しずつオシャレを楽しんでいる人たちを見かけます。
今渡航している彼らが、その国の底上げをしていく張本人になってくれるはずです。
いやいや、日本も然り。
日本ももっと洋装文化を根深くしていかないといけません。
さて、話がそれてしまいましたが、「ザ・モール」は予想以上によかったです。
各店舗によってはサイズが驚くほどないということもありましたが、全体的には行ってよかったと思える場所でした。
しかし、自分の審美眼に自信がない人は、安さに負けて色々と不必要な物を買ってしまう可能性もあります。
わたしはここではフェラガモのリネンニットを購入。
リネンのニットはハイブランドでなくとも高価なので、安く手に入れることができてよかったです。
ハイブランド特有のうるさいデザイン性もなく、色味もきれいなので、末永く着用できそうです。
他にも欲しかったものはいくつかありましたが、まだミラノ、パリとあるので、拳をこらえて我慢しました。
MONCLERのダウンも大体€500~600ほどで売られていたので、好きな人にはたまらない場所でしょう。
帰宅後、フィレンツェの川沿いを歩く。
フィレンツェに来て改めて思いましたが、
ヨーロッパほどオシャレが似合う街はありません。
日本のオシャレも、世界基準を目指すのならヨーロッパの装いをもっと学ぶべきだと思います。
日本の街にようなごちゃごちゃした装いではなく、
もっと大人びた、洗練された美しい洋服をまといましょう。
明日はヴェネチアに行きます。
ベルンでした!
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