ベルンです。
ローマも気がつけば3日が経っていました。
本日がローマ最終日です。
今日は友人に教えてもらったショップを周っていたのですが、片手で数えられるほどですが、良店を見つけました。
ここにきてようやく、ローマで買い物をしている、という実感が沸きました。笑
お客様用にネクタイを購入しようと思いました。
しかし、なんとここで持ってきていたクレジットカードが使えないとのこと。
どういうことだ!
慌ててカード会社に確認をとってみると、恥ずかしい話ですが、普段現金主義でカードを使わないわたし、どうやら限度額が相当低く設定されており、もう使える額はないとのこと。
ちゃんと確認しておけばよかった。。。
ひとまず新生銀行にも入れていたので、そこからお金を引き出そうとキャッシュマシーンを探すも、
新生銀行を使えるところが全然見つからない。。
(PLUSマークが付いていても使えないところがあります)
イギリスと同じ感覚でいてはいけなかった。
なんて不便だイタリア。。。
とても先進国とは思えない。
街中でwi-fiを使えるところも全然見当たらないし、カードをキャッシングできるところもない。
ストライキもいつも起こすし、みんな本当にいい加減。
これでもやっていけてるんだから、日本は本当に恵まれた国だ、と再認識。
買いたいものが目の前にあり、日本にお金はあるのに買えない現状。
可愛い捨て猫を見るかのように、わたしの瞳はうるんでいました。
イタリアに来て思うことは、町中どこを歩いてもイタリア料理屋しかありません。
「トラットリア」
「ピッツェリア」
「リストランテ」
繁栄か文化か。
この傾向で、イタリア人の保守的な部分を多いに感じることができます。
彼らはイタリア料理が一番美味しいと自負し、他国の料理を果敢に取り入れようとする気力が乏しい。
ヨーロッパを見ていても、イギリスロンドンのように色気のない街もあれば、フランス、イタリアのように昔ながらの文化を重んじている国もあります。
この大きな違いは、
「彼らが変わりたいと思っているのか、いないのか」
ではないでしょうか。
事実イタリア、フランス(他のヨーロッパ諸国も同様)は英語を覚えようともせず、自国の文化に強い誇りをもっています。
こうすることで事実上、鎖国のような状態になり、新たなものが導入されづらくなる。
ヨーロッパのような先進国はこのような国が多いですが、こうすることで経済的に衰退を招くことにつながる。
ローマは地下鉄を掘ろうとすると次から次へと遺跡が見つかり、地下鉄を発展させることができないのです。
日本やアメリカのように、自国の文化に重きを置かず、どんどんと新しいものを取り入れている国は、経済的には発展していきます。
だからここまで成長してこれた。
敗戦国の日本には、もはや失うものは何も無かったのでしょう。
しかしふと後ろを振り返ったときに気付くはずです。
戦後以降、自分らが築いてきたものが、文化になるまで根深いものではなかったことを。
これはどちらが正解で間違いということではありません。
しかし、自分個人はどちらを選び、どう生きていくのか。
国に任せず、この判断は常に自らがしたほうがよいと思います。
ベルンでした!
Atelier BERUN
東京都新宿区神楽坂6-8-23
◆http://berun.jp/
◆Facebook
◆Tel : 03-3235-2225