BERUNです。
明けましておめでとうございます!
2021年は大変お世話になりました。
コロナによって働き方、生き方を見直した方も多くいらっしゃると思います。
わたしのような仕事はリアルであることが大切なので、仮想現実のような世界が繰り広げられ、人と人が触れ合うことがレアな世の中になったとしても、そのレアを大切に生きる方たちだけで繋がって生きていくことになります。
昨年いっぱいで神楽坂は終了いたしました。
狭い空間でしたが、わざわざお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。
赤坂見附に移転いたしまして、1月7日、新年の営業を開始いたしました。
7年いた神楽坂を離れるのは名残惜しいですが、赤坂見附も周りにとても魅力的な街がたくさんあるので、後ろ髪と前髪どちらも引っ張られているような気持ちです。
実は 1月7日は、現実化していれば、イギリス行きの飛行機に乗っていたはずでした。
7日にイギリスに着き、21日にウィーンから帰ってくるというプラン。
誠に残念ながら、状況は好転しておらず、今回の出発は叶いませんでした。
いやぁ、、本当に残念です。。
大変ありがたいことに、youtubeも観てくださる方も増えてきたので、次回からは旅先を撮影しながら旅行したいと考えていました。
その動画があがれば、私がいかに海外に行く理由は、仕事ではなくただ旅行しているかということもバレてしまいますが笑
私のような仕事は、ヨーロッパにいることだけで心の栄養をもらえますし、空気を吸っているだけでとても学びになるので、それだけで十分です。
早く落ち着いて、自由に行き来できるようになりたいですね。
行きたいけど行けない今、林勝太郎先生の本を読み、イギリスの風景を妄想するとしましょう。
いかんいかん。。余計行きたくなってしまう。。笑
赤坂見附、開店しました
7日の午前、一番最初にお越しいただいたお客様は、BERUNのお客様第一号の方でした。
2010年の2月からこの仕事を始め、たくさんの人に会っていた頃。
2010年の3月でした。
「竹内さんにスーツをお願いしたいです」
と初めて言ってくださった方です。
当時は店もなく、喫茶店で若者同士でアツい話をしていて、周りからは冷ややかな目で見られていたこともありました。笑
変なところで採寸したり、いろんなスペースを借りてやっていました。
その当時のお客様には、
「将来笑い話にしてくださいね」
なんて話していたのですが、本当に笑い話になっています。笑
まだ当時は飲食の見習いだったE様も、今は4店舗を経営し、現場からは離れ、飲食のコンサルにシフトしているという経営者になっています。
12年も人と関わる仕事をしていたら、たくさんの人の人生を眺めさせていただくことができます。
嬉しいことに、人生が大きく前進していく方が多くいらっしゃいます。
「あれ?もうそんなに大きい会社になってるんですか?汗」
という方も多く、私のゆったりした仕事のペースと違いすぎて日々驚くばかりです。
サラリーマンだったお客様が独立したり、人の人生を長いスパンで遠くからお供できるこの仕事は本当に楽しいです。
わたしは変わらず淡々と、より良いものを作りたいと日々考えて生きていきます。
さて、赤坂見附の新しい店舗の内装はこちらです。
まだ完成とは言えませんが、形にはなったので、ここから少しずつ手を加えていきたいと思います。
元赤坂の赤レンガで作られたヴィンテージマンション。目の前に赤坂御用地がある、とても静かな場所です。
少し歩けば割とどこにでも行けてしまう立地の良さ。
お越しいただいた際には、ぜひ時間に余裕を持って、周りの雰囲気も楽しみにしていただけたら幸いです。
時代の流れをほんの少し意識をしながら、変わらない大切なものを追い求めて、BERUNは今年も邁進していきます。
本年も、よろしくお願いいたします!!
-Atelier BERUN-
東京都港区元赤坂のビスポークテーラー
洋装士:竹内大途