オーデコロンのススメ

ベルンです。

先日の雪が未だ消えず。

東京では珍しい残雪日和が続いていますね。

わたしの出身地である青森ではこの時期、毎日が格闘です笑

地元弘前では先日から、弘前城で雪灯篭祭りという祭りが行われています。

雪国生まれではない人たちにとっては、非日常的な空間が360度広がるので、とてもいい体験になるかと思います。

久しぶりに見に行こうかなぁ。

さて、先日、初の試みで購入したものがあります。

そう、

オーデコロン。

パフューム、フレグランス、香水など様々な呼び名はありますが、紳士目線から感じる響き的には、オーデコロンがしっくりきます。

王室御用達のロイヤルワラントを2ついただいている、PENHALIGON’S(ペンハリガン)という香水メーカーです。

様々な種類がある中でわたしが選んだのは、「SARATORIAL(サルトリアル)」というシリーズ。

今のわたしにはまだちょっと早いかなぁと思うくらいのほどよい渋さ。

このニオイは、SAVILE ROW(サヴィルロウ)のテーラーであるNORTON & SONS(ノートン&サンズ)の店内に入ったときのニオイのイメージを再現して、世界的に有名な香水調合師の方が作成されたそうです。

それを聞いて、「テーラーならば迷わずこれだろう!」

と、このニオイに決めたのです笑

今までわたくし、ニオイものは一切避けて通ってきました。

それは若い頃、周りの人たちがつけていた安物の香水や、街でふと嗅ぐニオイもので不快な思いをしなかったことがなかったからです。

オトコは体臭嗅ぐわせろ!

なんて思っていたくらいですが、そんなわたしが初コロンを買ったわけです。

初めてじっくりと嗅いでみたのですが、

ペンハリガン社の香水のニオイはどれも上品で、もちろん好みは分かれると思いますが、

「これは嫌だ」、というニオイはありませんでした。

やはり高級香水メーカーなだけあり、しっかりと研究されて作られているのがとても分かる品物ばかり。

いつもお邪魔する青山のVULCANIZE(ヴァルカナイズ)に、先日たくさんの種類が扱ってあったので、色々と試してみたのです。

そのときに対応してくださった女性店員の方が元々アロマの先生をしていた方らしく、世の中のコロンの概念とは違ったプロ目線の話をたくさんしてくださいました。

まず仰っていたのは、ほとんどの方が正しい場所にニオイをつけていないという。

手首や首にふりかけ、こするようにするやり方は間違いのようで、西洋ではそういったやり方はしないそうです。

この「こする」という行為をしてしまうと、ニオイの組成が崩れてしまい、本来のニオイから変わってしまうということ。

また頭部近くにかけることは鼻に近い部分にふりかけることになるので、ニオイが強くなってしまい、不快感を与えかねない結果になってしまうそうです。

では一体この間違ったやり方はどこ発信のやり方?

なんて思っていたら、やはりアメリカ。

西洋から直接渡ってくる情報は戦後ほとんどなくなりましたね。

西洋からアメリカが習い自国の風習に合わせた形に直し、それに憧れて真似する日本人。

どこから湧いて出た情報かわからないものを真に受け、それをなにも考えずにただただ真似することで、日本人はどんどんセンスを失っていき、骨抜きになっていってしまう。

何事も本家本元から学ぶことがなによりも大切です。

話が脱線しました笑

西洋から直接渡ってきたやり方ですと、

お腹にかけるか、足首にかけるそうです。

ニオイは下から上へあがっていくので、足首にひと吹きすることで、ふとしたときに香りが広がるとのこと。

昨日初めて朝につけ、一日出歩いてみましたが、

夜まで香りは続き、しかも瞬間瞬間に自分だけが感じるので、とても心地いい。

そもそも香りなんて、周りに嗅がせるものではないはずです。

自分だけがひっそりと楽しみ、そして距離が友人以上に近くなったときに初めて、ニオイを2人だけで共有できる。

LINEのふるふるよりも近い関係を築けるからこそ、分かち合えるものなのだと思いました。

とことんまでさりげなく、わかる人だけで楽しむ。

大人の世界がそこにはあります。

ベルンでした!

Atelier BERUN

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