服飾格差の始まり

BERUNです。

今月の初めから今年も始まった「クールビズ」。
ついには「ウルトラクールビズ」なんていう言葉もでてきました。
次は「グレート」でしょうか。。「スペシャル」でしょうか。。笑

一部の職場ではかりゆしで通勤もOKになったそうですね。
今の日本にとって仕事服とは、もはや隠すところを隠せればいいというレベルまで成り下がってきているような気がしてなりません。

しかし、毎日のようにスーツを着用する仕事をしている人はどこの国にもいます。
オーダースーツが見直されてきている昨今。
既製のスーツは少しずつ淘汰され、日本でも今後スーツはより高貴なものへと変わっていくことを期待しています。

何を隠そう、世界で一番スーツの着用率が高いのがここ日本なのです。

先進国では、
「スーツを着るに値する仕事をしている人のみがスーツを着ています」

それに反し、日本ではスーツが市民権を得て、国民総人口が着用することをほぼ義務付けられているのが実情です。

そんななかクールビズがはじまることによって、今まで無理やり着させられていた人たちが、暑いという外向的な理由だけで上着を脱ぐ権利をもらいました。

クールビズがはじめの頃からどんどん期間を伸ばし、今や半年にまで広がってきています。

これをいいことに、これからは言葉・形を変え、「カジュアルビズ」などと謳い、年中カジュアルで仕事ができる環境が増えていくでしょう。

メリット・デメリットがありますが、これからは何にも縛られずに仕事服を選ぶ時代が訪れそうです。

時代が美しいものを賞賛しなくなってきました。
より使いやすく、便利で機能的なものがよしとされる時代。
そんな時代だからこそ、感度の高い人たちはフォーマルに目を向けてほしいものです。

コンゴ共和国の「サプール」なる人たちのように、純粋に着たいものを着て人生を楽しむような人たちが増えてきてくれると、もっと明るい国になるような気がします。

彼らはまだたくさんの美しいものを見ておらず感性が研ぎ澄まされていないので、全身ブランドもので着飾ることに美学を感じています。
しかし日本人の研ぎ澄まされた感性をもってファッションと心から向き合えば、もっと簡単に、かつ楽しくおしゃれができるはずなのです。

時代に流され、どんどんカジュアルになっていく国民が大多数のなか、
誰よりも装いを楽しんでくれる人が増えることを願ってやみません。

いつもながら乱文になってしまいました。
ご了承くださいm(_ _)m

ベルンでした!

Atelier BERUN

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