みな、面倒くさがり屋なんです

ベルンです。

5月は周りの方々が忙しかったこともあってか、サロンは落ち着いた日常を過ごしておりました。
本格的な夏が始まる前に、ぜひ夏の洋服は揃えてほしいですね。

わたくしごとですが、今まで病的だった買い物ラッシュも4月頃から少し落ち着き、今日久しぶりに買い物に出かけていました。

今年の夏服はというと、どこを見てもボーダーばかり。

SAINT JAMES(セントジェームス)を筆頭に、フランスものの肉厚な生地を使ったコットン地のカットソーがずらっと並んでいました。

昨冬まで流行りに流行っていた「シティボーイ」スタイルを決め込んでいた人らは今、ボーダーカットソーにスキニーデニムを履いていることでしょう。

そして、今年かなりのパーセンテージで昨年に比べて街に溢れているのが、「ホワイトパンツ」。

わたしは3年前から、お客様にはあえて自分からホワイトパンツは発信していませんでした。

なぜなら、とても簡単にシャレ感を出せてしまうから

2,3年前までは、男が白パンを履くのはキザったらしくカッコつけ野郎のように思われていたものです。
その頃はまだ業界の方や、オシャレに敏感な人たちだけの専売特許でした。
しかし今年に入ってからは人気に火がついたようで、どうやら白パンは市民権を得たように思います。

ここ数年の動向を見ていますと、確実に一般市民にウケ、流行りとなってしまうものの特徴は、それを身につけただけでそれなりにオシャレに見えてしまうものばかりです。

白パン(夏になるとハーフパンツになる)にボーダーのカットソーを着て、革製のサンダルかエスパドリーユを履き、肩からカーディガンなんかを羽織る。

それだけでそれなりにこなれた感じに見えてしまうのです。

また、もう一つ流行るものの特徴としては、確実に手入れが簡単なもの

今挙げたものはどれも、アイロンいらずで、ランドリーに投げ込み取り出したらすぐに着られるようなものばかりです。

麻が市民権を得ないのは、手入れが難しいという懸念点があるからでしょう。

わたしは麻が大好きなので、好きな人たちだけで楽しんでいられるのはとても嬉しいことですが。

それなりで満足する99%の人たちがいる中、さっと上質な麻シャツ(ユ○クロとかではだめですよ笑)を一枚羽織り、ボルサリーノやクリスティーズなどの上質なパナマ帽を被る。

そこの発想と選択を変えるだけで、1%の人たちになれるのです。

自分のオシャレの感性を磨きたいのでしたら、これだけは言えるのですが、毎日着る洋服をしっかりと熟考して選ぶことです。

何も考えずに何を合わせてもマッチしてしまう簡単な洋服ばかり着ていたら、老後Tシャツにデニムだけでカッコいいオヤジにはなれません。

雑誌やタレントに影響されて選ぶ洋服ではなく、自分が本当に気に入ったものを着る。

常に緊張感を持ち、洋服を選ぶ。

それが何よりも大切です。

ここ数年は尋常ではないスピードで、今まで手もつけられなかったような洋服がすぐに流行ってしまうというサイクルが起きています。
とても大事なのは、絶対にこのサイクルに飲み込まれないであろう物をしっかりと見極め、それを末永く大切に着続けること。

そういうことを考えると、やはりオーダーは素晴らしいのかもしれません。

1つの物を長く着続ける。

それが何よりの価値なのではないでしょうか。

流行りに流されない自分になるために。

いつもありがとうございます。

ベルンでした!

Atelier BERUN

東京都新宿区神楽坂6-8-23

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