Check! Check! Check!

ベルンです。

ありがたいことに、少しずつ涼しい時間が増えてきています。
おしゃれ好きな人は断然、暑いと寒いでは寒いに投じます。
25℃を切り始め、年間通して着る機会のほとんどないリネンニットに早く袖を通したいものです。

さて、Atelier BERUNではもうすでに秋模様。
秋冬物の生地がたんまり入ってきています。
わたしも作りたくて毎日にらめっこしているような綺麗で品のある生地ばかり。
チェック柄で美しいものがたくさん入ってきたので、何点かご紹介します。

こちらは英「EDWIN WOODHOUSE」社のウール95/カシミア5の生地。
古典的になりがちなガンクラブチェックの柄に一本オレンジの差し色が入ることで、高級感の溢れる都会的な一着に仕上がります。
カシミアが少し入っていることで、生地がゆれたときの光沢感が美しい。

こちらは伊「Loro piana」社のウール85/カシミア10/シルク5。
おとなしいガンクラブチェックで、チェックジャケット入門にはうってつけだと思います。
カシミア/シルクの光沢が綺麗で、中にはハイゲージニットの老舗「ジョン・スメドレー」なんかのニットを合わせて首元はニットタイ。
そんな繊細な着こなしが似合うジャケットです。

こちらはイギリスのロンドンに拠点を構える「W Bill」社のウール地。
前の2つとは異なりカントリーテイスト溢れる柄です。
横に入る真っ赤なラインがとてもかっこいい!
これは早く完成を見たい一着の一つです。

大都会東京で生きる者としては、これにニッカーボッカーズを合わせるスタイルはどうも郷に従っていないような気がしてしまいます。
街で着る場合は、シンプルなデニムやモールスキン素材のスラックスを合わせるなどして、他をシンプルにまとめ上げた方が街に馴染むでしょう。
もちろん、軽井沢でゴルフをしているときなんかは、バッチリニッカーボッカーズを合わせたいものですね☆

こちらも「W Bill」社のブリティッシュチェック。
一見カントリーテイスト溢れる柄ですが、素材がウール80/カシミア20と、触り心地が極上です。
こういったブリティッシュで男臭いジャケットを着て欧州車に乗り、颯爽と風を切るような人に出会うと、その日一日幸せな気持ちになれるような気がします。
そんな大人になりたいものです。

最後は伊「Lyria」社のヴィンテージテイスト溢れるヘビーウェイトのツイード。
今日発掘してきた生地なんですが、イタリアの生地と思えないほど重く堅い。
これこそ一生モノと口に出来る、現代では珍しい相当なハリのある一着です。
ツイードジャケットもいいですが、ポロコートやダブルのチェスターコートなんかにしてもいいでしょう。
ファッションがビジネスになってしまった現代の薄っぺらい洋服にはない、戦前の本気の洋服作りを彷彿とさせる風合い。
20歳になった息子に「これが似合う男になれ」なんて言ってあげたい。。
っと、妄想が始まってしまうようないい生地ばかり。

最近の軽率なファッションにもう目を向けるのは格好わるいというのを、肌で感じてくれた方には響くと願っています。
世の中に、もっと本気で男の装いを楽しんでくれる方が増えてほしいものです。

ベルンでした!

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