CANAL CAFE Wedding party

BERUNです。

長らくブログを更新できておらず、、
プライベートに時間と体力をだいぶまわしていました。

先週の日曜日、旧友・友人含めて結婚披露パーティを行いました。

場所は飯田橋のカナルカフェ。

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9月に挙式を親族のみで執り行い、ちょうど一息ついたタイミング。
この1か月半は準備や会の構想に追われ、気持ちが休まる日はありませんでした。

周りの人たちが期待するのです。
「ベルンのパーティだから普通じゃないだろ」
なんて事を言われてしまうと、親族のみのときのような安息した気持ちではいられませんでした。笑

動画作りから演出、そして学生以来のバンド演奏。
お店側にゆだねるのではなく、できる限り自分たちで作っていく。
理想ではなく、本当に来ていただいた皆に心から楽しんでほしいという思いで構成を考えました。

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式の前日にようやく動画が完成し、当日は少し時間を持て余してしまいましたが、
いかんせん今まで休むことなく考えていたので、そわそわして仕方がない。。

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ちょうど100名前後の人たちが来てくださり、わたしの師であるエド氏も、スタッフのコペル氏とカメラマンのタック氏を引き連れて来てくださいました。

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式直前のわたし。
なんと極度の緊張で、自分でボウタイを結べなくなってしまったのです!
前日まであれだけ参列する人にボウタイの結び方をレクチャーしていたのに、なんて情けない。笑
師に結んでいただいたのは言うまでもありません笑

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わたしの装いは、皆が「ベルンはタキシードだろ」と思わせるなか、選んだのは(黄みがかった)白のウールギャバジンのダブルの3ピース。
生地はホーランド&シェリー社のTarget Gabberdine。

トム・ウルフ、もしくはグレート・ギャツビーのロバート・レッドフォードを思わせるような往年のクラシックスタイルを目指しました。

わたし自身、白のセットアップなんて作ったことも着たこともありませんでした。

白のセットアップなんてタキシードよりも着る頻度が少なそうなアイテムですが、何かの折にさっと着て出かけたりしたいですね。
そういうライフスタイルにしていくかどうかは自分次第です。

自作自演の動画を流している間、こちらはボート乗り場へ向かいます。
その間もたまたま来ておられたお客様方に、暖かいお言葉をたくさんいただきました。

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カナルカフェ恒例のボート入場。
はじめはやらないつもりでいましたが、ふと考えてみると、あえてカナルの王道を行った方がいいのでは?ということを思い、やることにしました。

ありがたいことに動画のウケもよく、その盛り上がりからすぐにボートでの入場と、演出的にはダブルパンチで楽しんでいただけました。

何よりボート入場は、通常営業しているデッキサイドのお客様たちを一手に仲間に引き込むことができます。
これから楽しい宴が始まるよ!といわんばかりの演出に周りの方々も大いに盛り上がってくれます。

入場してすぐ、皆様が暖かく迎え入れてくださり、わたしたちの緊張はほぐれました。

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わたしの妻はエドワードエクリュ製のフルハンドメイドのウェディングドレス。
光が当たったときの光沢が美しく、思わず息をのむクオリティです。

ドレスもそうですが、今のフォーマル業界の白はどれも青みがかった白ばかりです。
黄色人種の日本人には根本的に似合う色ではないですし、蛍光色の白は人を貧相に見せます。
形やデザインも大事ですが、選ぶ基準としてはもっとも大切なところかもしれません。

男性参列者の半数以上が手結び式のボウタイを着用し、コンビシューズを履いてくるという普通のドレスコードではなかったものの、カナルカフェという場所がそれを違和感なく優雅に引きたててくれたのは言うまでもありません。

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カナルカフェはロケーションだけではありません。
何せ、料理が美味かったとその後、会う人会う人皆に言われました。
わたしたち2人は最後まで何も口にすることなく終わってしまいましたが笑、カナルカフェの底力を感じました。

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皆が酔っぱらってきたところで3曲ほどバンドもはさみました。
あれ?新郎が着替えてる。
というか、新郎しか着替えてません笑

バンドはタキシードでしょ!ということで、この日のためだけに作ったホーランド&シェリーのホワイトダブルを1時間ほどで脱ぎ捨て、着替えました。

ここまで自由にやらせてくれて、それを笑いながら称賛してくれる今の環境には感謝しかありません。

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資本主義の中に生まれた”ファッション”ではなく、純粋に”装う”ことを知ってほしい。
それが何よりも楽しく、豊かであり、美しいことであるということに気づいてほしいと切に願います。

なぜ、ボウタイはホックではなく手結びがいいのか。
なぜ、ベルトではなくブレイシーズ(平たく言うとサスペンダー)がいいのか。
なぜ、靴下はロングホーズがいいのか。

それらの答えの中に、人生を豊かに生きる術があると思います。

家と店舗の引っ越し、ウェディングと、人生の大きなイベントは2015年でかなり終わりました。

これで心おきなく、洋服のことを考え、伝えていけます。

そんなことを言っていて誠に勝手なのですが、
10月27~11月3日まで、新婚旅行に行くためAtelier BERUNはお休みさせていただきます。
突然いらっしゃる方にはご迷惑をおかけしますが、帰国後からはたくさん働きますので、今後ともよろしくお願いいたします。!

今まで出会ってくださった方々、育ててくださった方々。
皆さまに感謝します。

 


Atelier BERUN

東京都新宿区神楽坂6-8-23

http://berun.jp/
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◆Tel : 03-3235-2225


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