プライベートスーツという考え方

BERUNです。

先日、エドワードエクリュ木場氏らと、BERUNで食事をしました。
ただ食事をしてワインを飲んでいただけなのですが、お向かいのイタリアン”フルッティフィカーレ”の成田氏の柔軟でクレバーな対応によって、BERUNを個室として食事を運んできてもらったのです。

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なんとも贅沢で愉しい空間でした。これはまたぜひやりたいです。

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外から見たら異様な光景ですね。笑
でもそのくらいでいいでしょう。人生楽しくいきましょう。

この日いた男子3名はみな白に近い夏向けの素材と色で夏を愉しんでいました。
ベージュのリネンスーツに白のサマーウールスーツ、色とブルーのシアサッカーのスーツなど、ビジネスウェアとはまた異なる趣向のスーツです。
いわゆるビジネススーツとは着るシーンが異なるため、プライベートスーツとでも位置付けしておきましょう。
人生で装う愉しさをフルに実感しているわたしたちは、休暇を愉しむプライベートスーツの素晴らしさを、もっと多くの人に知ってほしいと思っています。

このスタイルで街を歩いて、街ゆく人が微笑まないわけがありません。趣味のいいおば様やマダムにとても喜んでもらえます。街に一花添える、小さな社会貢献ではないでしょうか。

現代は多くの人が、平日に構築的なスーツに身を固めた戦士が、休日になると戦士の面影をまったく見せない、着の身着のままの姿になってしまいます。まるで電気のスイッチのON/OFFのように、土日はパタッと切ってしまうのです。

おそらく、このプライベートスーツという考え方は、日本人が最も苦手とするオシャレだと思います。
日本のお金持ちの方はオシャレな人が限りなく少なく、ポルシェからおりてきた人がTシャツに短パン、サンダルという姿は、残念ながら夏の風物詩のようになってしまっています。

また、イクメンなんて言葉が流行ってしまっている現状では、男の装いが二の次三の次になってしまうのも仕方ないですね。

日本が未だにファッションが未成熟なまま一線を越えられないのは、こういった思想のある装いを愉しむ土壌がないからでしょう。

こういったスーツを、週に一度でも着る機会をつくるというような会社が増えるのなら、日本ももっと活気を取り戻すような気がします。

みんなが暗い気持ちで出社をする月曜日に、明るい軽やかなスーツを(ラフに着るのではなく、)真剣に着る。

そういった文化が、もっと浸透していってほしいですね。

そのためにわたしたちの仕事があるのです。

 

 


Atelier BERUN

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