南国の空気を胸に含み

BERUNです。

先週末まで、ハワイで余暇を過ごしてきました。

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わたしの愛するGLOBE TROTTER。小心者であるわたしは、恥ずかしながら今までカバーをかけて預けていました。
本来の旅行かばんは傷ついてナンボとわかっていながら、まだまだ貧乏性で未熟者のわたしです。
意を決して、今回はカバーを手放して飛び立とうとしましたが、日本航空の暖かな配慮に甘えてしまい、透明なカバーを無料で付けてもらうサービスに首を縦に振ってしまいました。笑
伊達男になるにはまだまだ時間がかかりそうです。

s_DSC02914<Waimanalo beach>

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今回、初めての米国圏でした。わたしの故郷である北国青森と、愛する英国とは全く異なる、南国の空気にたっぷり魅了されてきました。
日本人のために作り上げられた島と言っても過言ではないでしょう。とにかくみな暖かく、来るものみな迎え入れる精神が溢れています。

初めてのハワイだったので、観光地で凝ったことを考えるのはあまりスマートではないと思い、ベタに観光をするつもりでした。しかし初日に着いて早々、ワイキキ市内に魅力を感じられず、翌日以降はレンタカーでひたすら島内を移動していました。
車の運転もみなとても優しく、焦らず急がず、歩行者や左折者がいたらゆっくり止まり、手でどうぞと指し示す配慮がとても印象的でした。

s_DSC03021<Kapiolani Regional Park>

買い物天国といわれるハワイですが、ショッピングモールにはあまり惹かれませんでした。
今やどこもかしこもハイブランドが立ち並び、世界の都市部は同じような街並みになってきています。本国で買い物をするメリットは、安く買えるというだけです。
日本でもアウトレットが増え、定価でブランド物を買う必要性がどんどん失われつつあります。
その数千〜数万円のためだけに、短い旅行期間を買い物の時間に消費するのはなんだか勿体無いことだとわたしは思うのです(買い物の時間を何よりも楽しみにしているのなら話は別ですが)。
その国でしかできないこと、感じられないこと。そこに多くの価値があると思います。
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IMG_4539<Koko Crater Trailhead>

4泊6日と短い滞在でしたが、短期的な旅行ではその国の綺麗なところしか見えてきません。
わたしがイギリスに滞在していたときに知り合った友人で、ハワイに5年間住んでいた人がいましたが、その人はハワイでの滞在期間、退屈だったと言っていたのを思い出しました。その友人もおしゃれが大好きな人でしたが、コートを着られない!マフラーが巻けない。おしゃれができない!と嘆いていたそうです。
確かに、ハワイの正装はアロハシャツです。それはそれでトラディショナルで素晴らしいですが、重ね着をする洋装の愉しみを知ってしまった者からすると、物足りなさを感じてしまうのは否めません。

着いた初日は、南国の晴れやかな雰囲気に、都会であくせく働いている自分がなんだか馬鹿らしく思えてしまいました。
みな気楽でストレスを抱えずに、自分らしく生きているロコ。勤勉で日々ストレスと不安を抱えて生きる日本人とはまるで対照的です。
ですが翌日以降は、日本の素晴らしさを改めて再確認することができました。
国同士、対照的な生き方をしているからこそ惹かれ合うのでしょう。

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音楽、食事、ファッションなどの様々なカルチャーにおいて、世界中の超一流のものが集まり、そして生み出される日本。そんな国はなかなかないと思います。
戦後ゼロからここまでのし上がってきた日本。勤勉なくて、ここまでの結果は出せなかったと思います。

ですが、真面目すぎる日本人。そろそろ今までのやり方にガタがきはじめているような気もします。海外旅行者が減っているという哀しいニュースを聞きますが、外に出ることではじめて見えてくるものがあります。
自分らしい人生を送る。選択肢が無限に増えた現代だからこそ、そこを探求することが、次の世代の人たちにとってできる我々の仕事だと思います。

s_DSC02847<Waikiki Beach Sunset>

サンセットの時間になると、海辺にはたくさんの人が集まってきました。旅のときは、できる限り日の出と夕陽を見ることを心掛けています。

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早起きは三文の徳とは言いますが、この日は$16の得をしました笑。自然保護区の湾があり、入場にはチケットが必要なのですが、6時から開くため、混雑するという情報を聞きつけ6時ちょうどに行きました。すると係の人はいるが、チケット売り場が開いていない。すると彼らが、「そのまま行っていいよ」というのです。さすがハワイ、適当です。笑
8時頃になると人も溢れかえり、入場制限がかかるまでになりました。その頃には朝、動いていなかったチケット売り場にも列ができていました。我々はその頃には静かだった海を堪能しきっていたので、早々に引き上げ、朝食に向かうことにしました。

IMG_4614<Hanauma Bay>

太陽は毎日昇っては沈んでいますが、日常を生きていると、そんな当たり前なことにも目を向けられません。朝日と夕陽の美しさ、壮大さをひしひしと感じたとき、この景色は毎日見られるはずなのに、それらを特別なものにしてしまっていることに気がつきました。美しいものは身近にあります。

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今回、ゴルフバッグを日本から持参したため、せっかくなのでと2回ラウンドをしてきました。日本と違い、気ままに愉しむ人たちばかりで、本来のスポーツの在り方を再認識しました。
日本人はスタンスをとってからスイングに入るまでの時間が長すぎる(斯くいうわたしもそうですが。これは国民性なので仕方ないですね笑)。そして、グリーンに乗ってからもラインや角度を入念に読んだりと、1打1打に時間がかかってしまう。これではスロープレーがなんやらと言われるのも無理はないと痛感しました。
彼らは考えすぎずにスパッと打ちます。1ホールのまわる早さが日本人の倍くらいです。その気持ちよさがとても印象的でした。我々はプロではなく、その1打に賞金がかかっているわけでもありません。まず何よりも楽しむこと。
2回とも昼過ぎからのラウンドにしましたが、最終ホールが近づいてきて、サンセットを眺めながらのラウンドはとても気持ちがよかったです。ハワイのゴルフは開始が15時以降になると、金額が朝の2~3分の1にまで安くなるコースが多くあります。しかも人も少なくなり、地元民が軽く打ちにくるような雰囲気が漂い、何にも焦ることなく回ることができます。朝は海でのんびりと過ごし、ランチを食べてからゴルフに行くという日程を過ごしていました。

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今回の楽しみの一つであったアンティークショップ巡りでしたが、面白そうな店を見つけることはできませんでした。
事前に調べておいた情報を頼りに向かってみたのですが、もうすでに廃業している店が多く、その街も新しいショッピングモールが立ち並び、アンティークショップがあるような空気はありませんでした。富裕層がリゾート地として短期的に住み、家を空けるときに手放す家具や調度品があるという話でしたが、もしかするとそれも過去の話になりつつあるのかもしれません。

数年前が大昔に感じるような時代。時代に流されることなく生きていくために、伝統を学ぶことはとても大切だと改めて感じました。

日本人がもっていないものしかない島ハワイ。行ったことのある人皆がいい、と言うのがうなずけました。
暖かな空気が愛おしくなったらまた行こうと思います。

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s_DSC03068<Hau Tree Lanai>

日本は素晴らしい国です。

 


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