BERUNです。
違いのわかる大人の男にしか着ることが許されない(であろう)、ツイードの3ピース。
物好きな強者が年に何人かいらっしゃいます。わたしの甘い罠(笑)に引っ掛かり、こちらの世界に足を踏み入れます。
昨今のツイードブームで、ツイードジャケットを着る方は本当に増えてきました。
日本ではあまり見かけない色合いのツイードです。こちらは日本の生地問屋からではなく、英国から直接取り寄せてきました。
着用した姿を撮り忘れてしまいましたが、素晴らしく美しい仕上がりでした。
ツイードの3ピースは歳を重ねれば重ねるほど魅力が増していく、大人のためのスーツです。
仕事でスーツを着る必要のない人でもオススメします。むしろ、ある程度服装に自由さがある仕事環境の方がいいかもしれません。
それぞれ単品使いすることもできますし、3つ揃えで着たときは、ばらでは決して見せることのできない迫力が出ます。
暖かさも抜群です。
写真を見ていただければお分かりかと思いますが、右と左、どちらも1着分のスーツ生地です。
左が特別うすいわけではなく、むしろ380gmsとなかなか厚手の秋冬用生地です。
これを見ていただけたら、コートいらずとはこのことか!と納得していただけるかと思います。
年が明けて東京も冷え込んできました。ツイードのありがたみを大いに感じることができることでしょう。
さて、先日、建築好きの方からお勧めされた場所に行ってきました。
場所は小金井公園の中にある「江戸東京たてもの園」。
お目当ては前川國男氏の自邸。
わたしは洋服以外にも、建物が大好きです。
毎週欠かさず建もの探訪は見ています笑
モダニズム建築の代表とも言われる氏の自邸。写真を見た途端、これはカッコいい!!と思わずうなりました。
元々は目黒の崖の上に建っていたという邸宅。素材がバラバラにされ保管されていたのを移築し、再建築したものです。
ル・コルビジェの日本人一番弟子であった前川氏。時代を超える美しさがあります。
しばらく眺めていたのはこの居間。現代では大きな一面窓にしてしまいそうなこの窓に、格子をはめ込んでいます。
イサム・ノグチのAKARIがこんなにも映える家は、なかなかないでしょう。。
格子にすることで、太陽の動きで壁に格子越しの光の動きをつけることができる。これが考えです。
和の要素をしっかりと用いながら、絶妙なバランスで和にしすぎないセンスは流石の一言。
こちらは玄関から居間に入るドア。隠し扉のような仕組みになっています。このような遊び心も素敵です。
後々調べてみますと、前川國男氏は私の故郷である青森県弘前市にいくつもの建造物を残しているそうです。
灯台下暗し。帰省をしたときは、目を凝らして見てみます。
氏の邸宅の他にも、歴史的価値の高い建造物がたくさんありました。
工事中で入れない建物もありましたので、また暖かくなった春に行くつもりです。
ぜひ、興味がありましたら休日のお散歩がてら行ってみてください。
男として、憧れを持って理想を突き詰めていきたいものです。
Atelier BERUN
東京都新宿区神楽坂6-8-23
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夜分に失礼します。
free&easyでBERUNさんを拝見してからこのブログを知り、いつも更新を楽しみにしています。
自分で調べてみたのですが分からない事があるのでコメントさせて頂きました。
友達の結婚式に初めて参加するのですが、ミラノカフのシャツはカジュアル過ぎるでしょうか。
是非ご意見をお聞きしたいです。
よろしくお願いします。
SMさま
F&Eからですか。長らくご愛読いただき誠にありがとうございます。
とてもうれしいです。
色々とシーンや参列する人たちの装いの基準などがありますので、的確なお答えにはならないかもしれません。
わたしは、日本での一般的な結婚式では、そこまで真剣に考える必要はないと思っております。
むしろ、ミラノカフス字体はフォーマルな仕様ではありませんが、洋服に気を遣っている人しか着用しないため、むしろアリではないでしょうか。
日本で確かな装いをすることは本当に大変です。周りを見れば妥協に妥協できりがありませんので、後はご自身がどこまで突き通せるか、です。
ぜひ、これを機にダブルカフスにも挑戦してみてください!
ご丁寧に返信して頂きありがとうございます!今回はミラノカフで出席しようと思います。
これからも更新を楽しみにしています!