香港1泊3日 1日目

BERUNです。

21~24日まで、一泊三日の香港弾丸ツアーをして来ました。
二度目の香港でしたが、前回は夜に到着し、翌朝は移動だったので、実質香港の街を歩くのはほぼ初めてでした。
香港に一度でも行かれた方でしたら分かる話ですが、香港は九龍地区と、南の香港島の大きく2つに分かれています。
1日目は九龍、2日目は香港島を散策しておりましたので、2つの地区の違いに驚きを隠せませんでした。

香港好きの友人からは、九龍地区は新宿のようなところで、香港島は六本木かな。と聞いておりましたが、その例えて出された街はどちらも好きではないので、この2日間はどうなることやらと思いました。笑
九龍地区の海側(南側)はホテルやショップが立ち並ぶ、観光客が溢れているエリアです。北部は昔ながらのローカルな香港を味わえます。
香港島は金に物を言わせた金融島とでも言いましょうか。
よくもまぁ、こんな小さな島に詰め込めるだけのものを詰めたものだと感心します。

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1日目、空港を出て市内に着きました。
暑い!とんでもない暑さです。この日は32度、しかも湿気もハンパじゃないです。日本の猛暑を思い出しました。
早速着てきたメッシュジャケットとオッドベストを脱ぎ、ニットタイを取りました。九龍地区ではスーツを着ている人がほとんどいないので、着続けていたら相当な猛者だと思われたでしょう。笑

市内を歩いていて何度も声をかけられたのが、テーラーメイドスーツの売り込みでした。
ある一帯では、50m歩く毎に「tailor! tailor!」と声をかけてくるのです。まるでわたしがテーラーだと知っているかのようでした。笑

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スーツとシャツとタイ全て含めておよそ3~5万円ほど。クオリティやトルソーに着せている着こなしは目を当てられたものではありませんでしたが、断ってないで興味本位で行ってみればよかったと少し後悔しております。一体どんなものを提案してくれたのでしょうか。笑
売り込みをしている彼らにとっては、色々買って3~5万円でも売り上げが立てば、大きな案件になるのでしょう。

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特にわたしの触手に触れるものはなく、ぷらぷらと散策は続きます。わたしは旅行中、ひたすら歩きます。1日10時間以上は歩きます。
ヨーロッパに行ったときはそれが1週間以上続くので、最後の方は足がパンパンになります。
人がどこに集まり、どこでどういう人がどんな暮らしをしているのか、それが分かるのはやはり足を使ったからこそです。
まだまだ若い年頃ですので、使えるものは使ってアナログに旅を楽しみます。

九龍地区、北に行くと建物が変わってきます。
一体何年前から建っているのだろうか、と数えてしまいたくなるようなレトロな建物ばかりです。

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中は暗いでしょう。湿気もこもり、鼠がたくさんいて問題になっていると聞きました。こんな劣悪な環境で育つ香港人は皆、逞しく力強く生きています。
日本人の衣食住がいかに充実しているのか、外に出るとつくづく思います。

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街を歩いていると、歩道の上から水滴がポタポタ落ちてきます。それが小さな水たまりのようなものになるのですが、その原因がエアコンの室外機です。
写真を見ていただくとお分りかと思いますが、室外機がロッククライマーのテントのように垂直の壁に張り出しています。
その室外機の水が上から落ちてきているのですが、こういうのを見るといつもカルチャーショックを感じますね。多くの人が歩く歩道に水が滴っているのを放っておけるという、図太さと言えるか、良くいうと寛容さとも言えるか。
下はお洒落なショップが建ち並んでいるのに、上を見上げるとこのように時代を感じる建物ばかりです。
行政も少しずつ古い建物を取り壊すように動いているそうですが、まだまだ時間がかかるでしょう。

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香港で働く日本の方に聞いたら、売り込みをしているテーラーの中でも、人気でそこそこのクオリティのお店もあるとのこと。納期は特急であれば1週間ほどで、旅行中にオーダーをして帰国日に受け取って帰る人が多いと聞きます。ですが、オーダーをしているという、その人の着ているシャツもスーツも、やはり日本人のセンスではない。そこに遊びはいらないのに、、という全体的に惜しいポイントが散りばめられていました。引き算の美学を会得するためには、やはり環境と努力が必要だと切に感じます。

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「mind the gap」、イギリスの空気が残っていますね。
ホテルに戻り、そこそこ美味い中国製のビールに舌鼓を打つ。


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