好きな季節が始まった

BERUNです。

ようやく、わたしの好きな季節が始まりました。
9月に入り、まだまだ鈍足ではありますが、少しずつ秋物がスタートしております

洋服が好きな人たちは、夏は麻、冬はツイード、フランネルという思考に行き着きます。
そのため、それらのような個性豊かな生地を気に入ってしまうと、日本の春、秋に対応するものがあまりないのです。
英国の生地も、本国では秋にはもうツイードを着用できるため、あまりそこに重きを置いてはいません。
オン向けのスーツ地では沢山あるのですが、表情のある生地感では、日本の9~11月に気持ちよく着られるような生地を探すのが意外と大変なのです。とはいえ全くないわけではありません。いい雰囲気のものもありますが、圧倒的に冬物に比べると数は少ないです。
秋は厚手の麻か、薄手の紡毛素材を愉しむのがいいでしょう。

そんなことを言いながら、

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やはりツイードに目がいってしまいます。

今年の始めに収支のバランス度外視で仕入れた(笑)大量の生地が、今月到着しました。

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写真は一部ですが、現在、店内は生地が溢れかえっています。(本日ようやく少し整理ができました)
今年は生地見本もリニューアルしたものが多いため、これだけ生地を買い付けたにも関わらず、使いたい新しい生地本がたくさんあるのです。どれも仕上がりが愉しみな生地ばかりで困ってしまいます。笑
”Lovat Mill”や”W Bill”など、クラシックでユニークなツイード生地を織るメーカーがリニューアルされています。

 

さて、今年はついに、レディースのコートのオーダーも始まります。
今まではメンズのパターンを手直ししてお作りはしておりましたが、念願のレディースのパターンが完成いたしました。
これで男性陣は、奥様を差し置いてオシャレをして気まずい思いをすることはありません。笑

数年前、たまたま入ったスコットランドの洋服屋で、ツイードを使ったレディースのチェスターフィールドコートが並んでいた光景、あれが忘れられませんでした。
日本の冬、ショート丈のトレンチコートやダウンジャケットで埋め尽くされた雑踏の中に、ツイードのチェスターフィールドコートが街に出回ることを、わたしは本当に楽しみにしています。
まずはサンプルの仕上がりを、楽しみにしていてください。

 


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