BERUNです。
ようやく秋を感じる季節になってきました。
そしてついに始まりました、日本ラグビーワールドカップ!!!
ノーサイド精神、まさに紳士のスポーツですね。
スタジアムで観たい試合ばかりなのですが、チケットが1枚も取れず、、、
気持ちはスタジアムで、自宅で毎日応援します。笑
イギリスの格言で、
「ラグビーは紳士がやる野蛮はスポーツ、サッカーは野蛮な人がやる紳士のスポーツ」
という言葉がありますが、イギリスではそのくらいしっかりと階級を隔てているのが、日本とは大きく異なるところですね。
Vintage Porter & Harding Jackets
8月に仕入れた生地も、たくさんのオーダーをいただいております。
本当にありがとうございます。ですが、量が量なので、一向に減った気がしません。笑
こちらのカーキにブルーのウインドーペーンのツイードは、2015年に仕入れた生地です。
英Porter & Harding (ポーター&ハーディング)のヴィンテージ生地。このタグが渋くてたまらないですね。現行のタグではタグだけが浮いてしまうくらい、生地の雰囲気もとても格好いいです。
日本人は黄色人種のため、なかなかこういう青みがかった色が似合う方が少ないです。血色の良い方がこの手の色を着ると、顔色がわるく見えてしまいます。そういったこともあり、とても魅力的な生地なのですが、嫁入りが遅れました。
ボタンも同色カーキのナットボタンを合わせ、裏地も同色のコットンキュプラを使う予定です。
これからの季節はたくさん活用します、英brisbane moss (ブリスベンモス)のモールスキン。こちらをトラウザーズに。
ツイードのジャケットとモールスキンのトラウザーズという定番の組み合わせ。これ以上格好いい冬のジャケットコーディネートはないですね。
Vintage Holland & Sherry Jackets
Holland & Sherryのヴィンテージ生地を使用してお作りしたツイードジャケットです。写真で見るだけでも、素晴らしいハリを感じていただけると思います。これから何十年と着続けていける力強さを感じます。
ハウンドトゥース(千鳥格子)の柄が素敵です。カントリーテイストでありながら、コテコテになりすぎない。都会的な印象を引き出しているのは、さすがホーランド&シェリーです。
少しくすんだオレンジ、赤褐色のコーデュロイを合わせてみました。伊Ariston(アリストン)の生地です。こういう色はさすがイタリア。畝も細く、生地も軽いため、ジャケットだけではなく、ニットを合わせたカジュアルなスタイルにもいいですね。こういう色は秋冬だからこそ楽しめます。季節ならではの色も存分に楽しみたいですね。
こちらもHolland & Sherryのヴィンテージ生地です。こちらの生地の耳には、「WOVEN IN WALES (ウェールズ)」の文字が。そんな表記、見たことがありません。
大抵はENGLAND、SCOTLAND、ITALYなど、その国の表記がされています。WALESにこだわったその理由とはなんだったのでしょう。まだ真相は掴めてません。今度イギリスに行ったときにでも、本社に行って聞いてみたいものです。
こちらのツイードも、粗野な印象はまったくなく、とても上品な柄と素材感です。シワの入っているところを見ていただいても分かるように、しっとりと光沢感があります。
ヴィンテージ生地はすべて1着限りですので、同じものはありません。着る方が羨ましいです。笑
未来のヴィンテージに
元々わたしは根っからの古着好きだったこともあり、今は手に入らない、古きよきものに惹かれます。時代背景を思い浮かべ、その時代だからこそ生まれた服やディテールに魅了されます。
そして現行のものを着るのなら、これから30年後、ヴィンテージになっていくものを選んで着ていきたい。または、そうなるものを作っていきたい。そう思っています。そしてそれは、ツイードやコートなら可能です。
新築神話の日本では、なかなか古いものを大切に残していくという発想が根付きづらいのが現状です。しかし、人間らしさを感じる古いものと付き合っていく精神が、今のこの時代こそ必要だと思います。
完成された100点の製品は、1点でも減点されると、とても困り、焦る我々ですが(電化製品などそうではないでしょうか)、不具合は当たり前という、60点くらいであったものを、自分の手で80、90点に仕上げていく楽しみや充実感は、人間はそもそも本能で持ち合わせているとわたしは思います。
ファストファッションの限界がすでに見えてきた昨今。今こそ、洋服との向き合い方を問われているときです。
自分なりに、譲れない物事を選択していき、必要のないものを手放していくことが、これからの時代はより必要になってくると思います。
自分自身が風化していく生き方をしていくのか、ヴィンテージとなり、味わい深い生き方をしていくのか。
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