ガーデナー

BERUNです。

久しぶりにThe Bookのコンテンツを追加しました。

知識なくSNSやインターネットに上がるスタイルを真似ることの怖さを書きました。

ステテコの記事は新たに追記しました。今まで化繊のものを勧めておりましたが、キュプラ100%の天然素材のステテコのことを新たに載せております。
お時間のあるときにお読みいただけたら幸いです。

先週の話ですが、チャーチの国内価格が30%値上がりしたようですね。
15年ほどかけてほぼ倍になりました。しかしクオリティはウンヌンカンヌン、、
これもプラダグループに入ったからなのでしょうか。
復職業界の中でもとりわけ靴は年々価格が上がっています。
良質なクオリティのものを、適正な価格で販売し続けることはとても難しいということを考えさせられます。

ガーデナー

3,4月、木々や植物たちが芽吹き出す頃、庭仕事も本番です。

地元の植木屋さんと相談して5年後を見据えて木を植えました。

わたしが洋服を作るときも、いつも見ているのはその人の3~5年後。初めのうちは着られているくらいの方がいいのです。2,3年経つ頃には、ちょうどよく馴染んでいて、5年経てば大切なパートナーです。

古いお屋敷が取り壊されるときに友人がもらってきたという立派なピンコロ石を頂いたので、並べてみました。
初めから完成しきったものほどつまらないものはありません。完成したときがもう終わりですから。
常に自分の気持ちが移り変わるときに変えられるものである方が楽しいと思います。
なのであえてデザイナーには頼らず、植木職人さんと話し合い、自分の手を動かして楽しんでいます。
最近はガーデナーのように、連日庭仕事をしています。笑

土のところはグランドカバーを敷く予定です。

元々は雑草が生えた更地でした。何もない空間を作るというのはあまり経験のないことなので、脳内の新しいところが活発になってきていてとても楽しいです。

夏が始まる

今月に洋服をご注文いただいた方の完成日は(当たり前ですが)GW明けです。
GWが明けると、いよいよ夏を感じ始めます。

なんとかビズという政策により、GW以降は上着を着る人が極端に減ります。
それにより、夏はおしゃれなんてしていられない!とお洒落放棄をする方がとても多くなります。

かく言うわたしも昨年以前までは、おしゃれは冬が本番で、夏はやはり着るものが限られるから面白さは減るよね。と思っていました。
ですが、日本の古くから伝わる四季の愉しみ方を勉強してみると、この国では春夏秋冬全てを愉しまなくては本当にもったいないんだと思えるようになりました。

そして冬が終わりましたが、今年はツイードやフランネルに対して後ろ髪を引かれる気持ちは全くありませんでした。
「また来年会おう!」と清々しい気持ちで送り出すことができました。
その分、春、夏の装いがとても楽しみでならなかったです。

お洒落は冬だけで十分。夏は暑いからおしゃれなんてしていられない、という方は、白菜やにんじん、ねぎ、みかんなど、冬に美味しい野菜や果物は食べるけど、夏の野菜や果物は一切食べないというくらいもったいないことだとわたしは思います。

全ての季節を愉しむことが、この国ではとても大切です。

春のヘリンボーンジャケット

洋服の数が揃ってくると、春と秋の洋服が少ないことに気がつきます。
それはそうです。冬はツイード、フランネル、他にも獣毛、起毛素材がたくさんあります。夏はリネン、モヘア、シルクがあります。しかし春と秋はといえばこれ!と言う素材はありません。冬と夏の間の素材をうまいことそろえていく必要があります。

春と秋といえば、日本では過ごしやすい日数が限られてしまいますので、ついつい優先順位が下がってしまいがちです。

夏物よりも程よい厚みがあり、冬が終わってもなお立体感、素材感のある洋服を愉しむことができるので、ワードローブが揃ってきたらぜひ春秋物も揃えていきたいものです。

タイはされないO様。何度も言いますが、そのような方はぜひ、ポケットチーフを挿しましょう。

トラウザーズはW Billの赤茶色のコットン。380gmsという厚みのある肉感。
これが春と秋に大活躍します。
カジュアルスタイルであれば、長袖ポロシャツにコットントラウザーズという組み合わせもとても上品で素敵ではないでしょうか。

今とても気持ちがいい日本列島。
春を思いっきり楽しみましょう。

-Atelier BERUN-
東京神楽坂のビスポークテーラー

東京都神楽坂6-73-15
メゾンドガーデニア301

http://berun.jp/
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