秋冬洋服の完成が続いております

BERUNです。

昨年にご注文をいただいた方の納品が続いております。

FOX BROTHERS CHESTER FIELD COAT

FOX BROTHERSのコート生地を使用してお仕立てさせていただいたH様。
FOXのネイビーのツイル(綾織)で、程よい肉感です。ウール100%ですが、綾織のためしっかりと光沢感が出ていて綺麗な雰囲気です。
怒り肩で、反身体であるH様。シワもなく綺麗に入って何よりです。

Brown Cashmere Pea Coat

ダークブラウンのカシミア素材で作ったピーコートです。
カシミア100%ですが、ヘリンボーン柄で織がしっかりとしているため、硬さもある使いやすい生地です。

たまたま安く出物で見つかった生地でしたので、カシミア100%ですが、かなりお安くお仕立ていたしました。
今季は今まで長く眠らせていた生地たちが巣立って行ったシーズンでした。
またいいものとの出会いを求めてアンテナを張り巡らせて行きたいと思います。

ロング丈のコートもいいですが、気分でこのくらいの雰囲気のコートもあると着分けができるので楽しいですよね。

私がこちらのコートの好きなポイントは、この縦に手を入れられるポケットがあるところです。
シルエットだけでしたら、タクシードライバーのロバートデニーロみたいですね。(久しぶりに観たくなってきました笑)

C禍による体型の変化

某Cにより、お客さまの中でも体型に変化の起きる方が結構いらっしゃいました。
トレーニングに目覚め、グッと絞られた体型になった方もいれば、自宅勤務による暴飲暴食がという方もいらっしゃいます。
U様は、もともととても高身長で細身であったのですが、約1年ぶりにお会いした時、とてもガッチリマッチョになっていました。
仕立てたスラックスがカモシカの脚のようになり。笑
聞けば15kg増量したとのこと。

お直しにはある程度限度がありまして、私の中では8kgまでが限界でした。
その8kgを優に超えて15kgという相談でしたので、できるだけ頑張ります。という流れでしたが、結果としてとてもいいサイズ感になりました。

スラックスのウエストは最大8cm出せるので、かなり融通が効きます。
また、ベストは裏地を張り替えることができますので、言ってしまえば無限にサイズ変更は可能です。

一番融通の効かないアイテムはジャケットです。サイドベンツで裾を切ってしまっているので、なおさら出すのに限度が出てきてしまいます。

出せるところを全て出しました。
新たに作り直したと言ってもいいくらい、綺麗に収まってお互い「良かった!!」とガッツポーズ。

これでもう縫い代はありませんので、鍛えすぎに注意してください。笑

Vintage Dormeuil 3piece Suit

約30〜40年のヴィンテージのドーメルの生地を使ってお仕立てしたスーツが完成しました。
こういう素晴らしい生地で洋服を仕立てられるのは、洋服屋冥利に尽きます。

ウールモヘアのブルーの生地。春夏のスーツに最適な生地です。
ヴィンテージの生地で、ここまで普通の生地というのを見つけるのもなかなか珍しいのです。(シンプルな生地は使われて無くなることがほとんどなので)

細身がお好き、というS様。ビタビタにはせず、私なりにいつもよりはタイトなシルエットにいたしました。
モヘアはハリがあるので、縦のシルエットが綺麗に出て格好いいですね。

-Atelier BERUN-
東京都港区元赤坂のビスポークテーラー

洋装士:竹内大途

http://berun.jp/
Facebook
Instagram

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です