2023年はコートから始まる

BERUNです。

あけましておめでとうございます!!

昨年はインスタ元年でしたが、年末に何が起きたかわからないほどフォロワーが増えまして(笑)、嬉しい限りです。
皆様に少しでも、洋服を通じて、人生を豊かにしていくことができるということを、これからも微力ながら発信し続けていきたいと思います。

今年はツイッターなど、新たなことにも取り組んでいきたいと思います。
BERUNは今年の2月で14年目となりますが、常に1年生の物事をやり続け、フレッシュな気持ちで取り組んでいきたいと思います。

ツイッターはこちらです。ブログとはまた違うような話をしております。

https://twitter.com/harutotakeuchi

2023年は、自分の思考を深めて、世の中に流されず、ぐっと前進をしていく。世の中全体が、そんな1年になるよう切に願っております。

冬はコートを愉しむ

冬はコートの季節!当たり前ですが笑

わたしは本当にコートが大好きで、自分自身でも仕立てますし、ヴィンテージでいい雰囲気のものがあれば思わず買ってしまいます。

人は、見たもの、ことが全てになりますので、何を経験するかがその人のセンスや感性に直結していきます。
なので、良いものがあったら手に入れる。良い生地があったら手に入れる。そして作ってみる。
そうすることで、確実にセンスはアップデートしていきます。

はい、いつもながら、言い訳のプロフェッショナルでございます。笑
ありがたいことに、夏の終わりから、コートのオーダーも数多くいただいております。

セミステンカラーコート

人によっては、
「私はこの色とこの形しか着ない」
という方がいらっしゃいます。
それがこだわりなのか、ただ目を瞑っているだけなのか、話をしていると大体わかります。
今回お仕立てさせていただいたY様は前者の方。

シャツは白、スーツ、コートはネイビー、靴は黒。
とことんシンプルなものを身にまとう。それが自分のスタイルを構築していきます。

こちらは肩がラグランではないステンカラーコートの形。通称セミステンカラーコートと呼んでいます。

生地はラッシャーミルズというあまり聞きなれない生地メーカーのものですが、程よい厚みと綾織のタフな生地感がとても魅力的な生地です。

私もこの秋にベージュで同じものを仕立てましたが、とても気に入っています。
(↓Instagramより)

この形のコートは襟を立てて着てもスマートで格好いいです。

コートは襟を立てることで、縦のラインが強調されるため、すっきりとした印象になります。

綾織(ツイル)の雰囲気が伝わってきますね。
ネイビーのツイルは鈍い光沢感が出てきますので、とてもエレガントさがあります。

こちらはコートの中に着ていたスリーピーススーツ。
どちらが話の主役かわからないほど、いい生地で仕立てました。
今はなきテーラー&ロッジのラムズゴールデンベール。
そのネイビーの無地という、これ以上の紺無地は必要あるのか??というほど魅力的なクオリティです。

裾もシングル、他の仕様も何もやらかしていない、シンプルイズザベスト。というスーツです。

私はあと何十年経ったら、スーツは紺無地1着あればいい。と言い切れるのでしょうか。笑

それを地で言い切るためにも、まだまだ寄り道は続きます。

大人のためのバルカラーコート

ツイードを使ったラグランコート(バルカラーコート)が完成してまいりました。

生地はツイードですが、荒っぽいツイードではなく、仕上げをしっかりときれいにまとめているツイードのため、上品な印象があります。

定番のグレーヘリンボーンも、生地の仕上げをきれいにすると、ここまで上品になります。

昨年まで至る所で一枚袖!一枚袖!と言われていましたが、実際、パターンの構造や、着やすさを考えますと、袖は3枚の生地で作られる方がより立体感が出て美しいです。

一枚袖が絶対だめかと言うとそういう訳ではなく、袖のパターンが一枚のみで作られているため、直線的なシルエットになります。それが独特の日本古来の羽織もののような雰囲気になり、上品さではなく、そういう垢抜けない印象を愉しみたい場合にはいいと思います。

バルカラーコートは若者向けではない?

これは確かにあるかもしれません。
なぜかと言いますと、体型がまだ保たれている若いうちは、チェスターフィールドコートなどのようなシルエットで格好よさを醸し出すコートが選択肢に挙げられるからです。

バルカラーコートはそういう観点から言いますと、シルエットで勝負するのではなく、大人の余裕を見せることで格好よさを表現するコートだと私は思います。

ウエストは絞らず、ガバッと羽織るように着る。それがバルカラーコートです。
ベルト仕様のものもありますので、ウエストをぎゅっと絞って着たい場合はベルテッド仕様にするのがいいでしょう。

私の感覚から言うと、ベルテッド仕様でもなく、シンプルなバルカラーコートが似合うようになってから、ようやく大人の仲間入りをするのではないだろうかと思っております。

ヘビーカシミヤチェスターフィールドコート

ヴィンテージのカシミヤ100%の生地を8月に3着分仕入れまして、とても素晴らしいクオリティでしたのですでになくなりました。
良いものは旅立つのが早いです。

ダークネイビーの無地。なんと重さは840gmsという脅威の厚み。
今の時代に、カシミヤでこれだけの分量を取れば果てしない価格になるでしょう。
こういう生地を宝探し感覚で見つけることができるのが、ヴィンテージの面白いところ。

生地をたっぷり使い、コートの丈は120cm。

左隣のネイビーのコートは厚みが560gmsなのですが、ハリ、立体感が全く違う世界線なのを感じていただけると思います。

カシミヤ100%ですが、厚みが840gmsもあるため、そこまで繊細な感じがしないのがユニークです。
カシミヤ100%を無骨に着る。そういうのも面白いのではないでしょうか。

ツイードチェスターフィールドコート

ツイード素材を使用したチェスターフィールドコートが完成いたしました。

ネイビーブルーのヘリンボーン。文句のつけようのない、間違いのないコートだと思います。

チェスターフィールドコートは首元が開くから寒くてタマラン。という方もいらっしゃると思いますが、当たり前に、チェスターフィールドコートとマフラーは冬の時期はセットです。

コートの襟の内側にマフラーを巻き、襟を軽く立てる。
そうすることで、しっかりと首元を守ってくれます。

コートの襟を立てるのに恥ずかしさがある方へ。
これは考え方のポイントですが、格好付け目的で立てているのではなく、サムイから立ててルンデス。

という意識を持ちながら立ててみることをおすすめいたします。

人は意識の持ちようで周りに醸し出す印象はかなり変わりますので、そのようにマインドをセットアップすることで、控えめにシックに襟を立てることができるようになります。

メンズクラシックファッションの世界は、どこまでいってもアンダーステートメントであることが求められます。
格好いいだろ〜。というような思考は1ミリも必要ないと言っても過言ではないでしょう。

控えめさの中に、優雅さ、そして美が宿ります。

マフラーはこのようにサッと垂らすだけで着ても格好いいです。
この時もポイントは、
「昼になってきたので、暑いから巻けないですね」
というような意識で垂らすと、自然な印象になります。

お気づきの方もいるかもしれませんが、このコートとマフラーの組み合わせは「アズーロ・エ・マローネ」です。

「アズーロ・エ・マローネ」とは、茶色と青、という意味。

イタリアでは絶対的に相性がいい色の組み合わせとして、多くの人がこの2色のコーディネートを多用しています。

マフラーや小物選びに困ったら、スーツやコートはネイビー、ブルー系が多いため、ブラウンを入れてみることをおすすめいたします。

格好いいコートを着ると、街に出るのが楽しくなりますね☆

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-Atelier BERUN-
東京都港区元赤坂 / 洋装士

Haruto Takeuchi / 竹内大途

03-6434-0887

https://berun.jp/

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