ボンドとコート

BERUNです。

最近Twitterをやり始めまして、意外と楽しいなと、結構毎日呟いております。笑

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ブログは起業当時からずっと書いていますのでこれからも続けていこうと思っておりますが、そこからYoutube、Instagramと発信する場所が増えて、さらにはTwitterも入ってきました。

幸いなことに、どれも別のベクトルのSNSですので、言いたいこと、伝えたいことはそれぞれの場所で出せているので大変さはあまり感じておりません。

アウトプットする機会が増えましたが、出し惜しみせず、出し切る。その先に新しいものが見えてくるでしょう。

和製ジェームズボンド

昨年の話になりますが、結婚式の装いの相談をいただきました。
当店ではほとんど、式の衣装となるとディナージャケット(タキシード)ですが、今回はお客様のご意向があり、それに沿いながら、ベストアンサーを出していくことになりました。

イメージはズバリ、スペクターのダニエル・クレイグ。

白のタキシードに他を黒で合わせたコーディネート。

ボウタイは黒のウールギャバジンで最近新たに製作したオリジナルボウタイ。

ボリュームがあり、手前味噌ですがとても格好いいです。

あまりわるく言うことはしたくないですが、世の中にあるボウタイで、コレだ!!!とグッとくるものがあまりないですね。。
ないなら作ってしまおう、という思いで、型紙をフリーハンドで引き、職人さんに作ってもらいました。

かなり細身の体格でいらっしゃいますので、ただ細く仕立ててしまうと、モード服のようになってしまいます。
細身の方だからこそ、出すところは出す、というように強弱をつけていくことが大切です。
これはフィッターさんのセンス、感性が全てです。

ショールカラーの襟幅も少し広めにしております。

ボンドはヒダのないシャツでしたが、今回は新郎ですから、やはり少しはフォーマルな雰囲気を出した方がイイですよ、ということでヒダ付きのものにいたしました。

ここは話し込んだところです。
ベントを切るか切らないか。
ディナージャケットの場合、私は切らないことを勧めておりますが、今回はダニエルクレイグがモデルなのと、通常のブラックタキシードではないカジュアルな仕様のため、サイドベンツで運動量を出してもいいだろう、と結論づけました。

背中が綺麗です。

ここも、ピスポケットだから、ピストルを入れることを考えると、、、なんて一瞬考えていましたが、ボンドはピスポケットには入れませんね。
そう考えると、美しさを考えるとヒップポケットはやはり無しがいいでしょう。

上質なウールを使ったこちらのセットアップ。くだらないのですが後日談がありまして。
この仕上がりを見た私が我慢できず、作りたくなってしまったのです。笑

スミスウーレンズ社のフォーマル用の生地本がありまして、そこから選んだものです。
同じ生地を頼もうとしたところ、品切れで、3月頃まで入らないという悲報を受け、踏みとどまることができました。笑

袖ボタンの数について

BERUNで作る上着の袖ボタンは3つがデフォルトですが、今回はあくまでボンド像とのことでしたので、4つにいたしました。
ここは私も絶対に譲らないというポイントではありませんので、4つにいたしました。

なぜ私が3つにしているのか、ということについて、たまに聞かれるのですが、これには少しだけ考えがあります。

まず、既製服のほとんどが4つであること。
そして2つになると、アメリカントラッドの仕様になる。

3つボタンの仕様は、あまり作られていないのです。

あと、これは私の感覚なのですが、4つは多いなと思っています。
本切羽にすると、4つの最後を思わず開けたくなってしまう。
しかし、切羽を開けられる仕様だとしてもあえて開けないというのが英国式。

そう考えると、開けずに多すぎない袖ボタンと考えると、3つがいいのではないか。というのが結論です。

体格の大きい欧米人は4つボタンがあってもいいと思いますが、体格が小さな私たちはバランスを考えると、3つでいいのではないだろうか。まぁ、これはあくまで好みです。

この度はおめでとうございます。

ブラウンチェスターフィールドコート

先週に続き、コートをご紹介いたします。

ネイビー系のコートも当たり前に格好いいですが、茶系のコートもやはりいいですね。

こちらはブラウンの中にほんの少し赤みが入った色。ボルドーまでいかない、なんという色だろうか、と悩んでしまうとてもいい具合の色です。

前立ては比翼仕立て。究極にシンプルでエレガントなコート。

カシミヤ60%・ウール40%のバランスです。

とても毛並みのある、上質さを感じる生地です。

着ていただきました。
こう見ると、赤みを感じていただけると思います。

着丈も膝下で優雅さを感じていただけます。

BEGG & Co.のカシミヤマフラーを合わせています。

茶には青。前回も書きましたが、アズーロエマローネですね。

手袋も合わせました。

革手袋ビギナーの中は、ついつい暗い色のものを選んでしまいがちですが、私は手袋であればやはりこのくらい明るさがある方が革本来の質感を感じることができるのでおすすめです。

靴や鞄と色を合わせた方がイイのでは?と心配される方もいらっしゃるでしょうが、何も気にしなくて結構です。

むしろ、お行儀よく全部きっちり色を合わせている方が逆に違和感が出てきますから、自然でいいのです。

(私も持っていますが)黒の革手袋は、SPやボディガード感が出てしまい、ハードボイルドな印象になりがちですから、茶系がよろしいかと思います。

ヴィンテージ生地を使った ウールカシミヤコート

今回、最後にご紹介しますのは、同じくチェスターフィールドコート。

BERUNの秋冬は、ツイードジャケットとチェスターフィールドコートの割合がかなり多いです。

こちらは英Moorbrook社のヴィンテージ生地を使用したカシミヤウール。

何より色がいいですよね。モカブラウンと言いましょうか。

程よいカジュアルさを感じさせながら、上質さをしっかりと持ち合わせている。

袖はターンナップにいたしました。

こちらも丈は膝下。

このくらい余裕を持ってお作りしますと、コート1着でスリーピーススーツ1着分くらい生地が必要になります。

昔、私がまだ青かった頃に作っていたコートは、ジャケットプラスちょいくらいでコートが作れました。(経営に余裕がありませんでしたから汗)
当時は膝上がデフォルトでした。

これだけ必要な生地の長さが異なるのは、着丈の長さだけではなく、全体のゆとり感、あとは裁断をゆとりを持ってすることによって、ストレスなくいい部分を使うことができるからです。

個人商店だからできますね、こういうこだわるポイントは。

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-Atelier BERUN-
東京都港区元赤坂 / 洋装士

Haruto Takeuchi / 竹内大途

03-6434-0887

https://berun.jp/

ボンドとコート” への1件のフィードバック

  1. ブラウンのチェスター フィールド コートelegantですね。
    言葉もないくらいに素敵です。
    ブラウンの発想がなかったです。
    竹内さんの発信は、とても目の保養に成ります(*´∀`*)

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