BERUNです。
ヨークは観光地のため、人が増える前に行動をしようと思い早めに出ましたが、正解でした。
ヨークミンスターのすぐそばにあるカフェにて朝食をとっていると、10時を過ぎた辺りから人が増えてきて、その後すぐに満席になりました。
紅茶はミルクを入れないと少し渋い。
イギリス国内の旅行者も多いようで、飛び交う会話はブリティッシュイングリッシュが多かったです。
ヨークには有名なスポットがあります。
カフェ”Betty’s“。
世界中からここのアフタヌーンティーを求めてくるそうです。
イギリス最大級の大聖堂”ヨークミンスター“。
正面から見るとそこまでかなと思いましたが、後ろに広がる全体の大きさは圧巻でした。
写真に収まらなかったので、正面のみ。
中世の街並みが色濃く残る”シャンブルズ”。
街はこじんまりとしているので、2時間もあればまわれてしまいます。
街全体が観光地と化しているので、道は細く、連なる店はファストファッションや観光グッズなどのお店ばかり。
実は昨夜ふらっと夜の街に出てみたのですが、土曜の夜、ヨークの街はカオスと化していました。
普段はカフェやレストランとして営業しているお店がクラブになっており、中心地は若者で溢れ、
「まるで竹下通りと六本木を足したような街だ。。」
と落胆しておりました。
夜が明け、日中は通常通りの顔を取り戻していましたが、昨夜見たカオティックな光景が頭から離れません。。
UKに着いてから感じたことですが、イタリアとイギリスの大きな違いは、男性の足元にあります。
イタリア人はチェスターコートにもスニーカーを合わせることが多いですが、イギリス人は、上物がカジュアルでも足元は革靴を履いている人が多いのです。
これはイギリスの天候の問題もあると思います。
ミラノからエディンバラに入国した際、早速の歓迎の雨でわたしのスニーカーは手痛い洗練を受けました。
また、歩きやすいと思い選んだスニーカーでしたが、革靴を履いているときの方が足に痛みを感じないのです。
終日歩いていて思いましたが、ヨーロッパは石畳のため、底が柔らかいスニーカーだと、石畳の微妙な傾きに負けてしまいます。
足首に違和感を感じるようになっていました。
凸凹しているヨーロッパの石畳、これらを乗り越えるためには、屈強な革底で乗り越える方がベターなようです。
ちなみに、すべてわたしの勝手な見解です。笑
あしからず。
英国人は茶のフルブローグがお好き。
しかしシティのロンドンに行けば、傾向は黒の内羽根靴に変わるでしょう。
ヨーク駅のすぐ裏には、イギリス国立鉄道博物館という場所があります。
寄付金のみで、入場は無料です。
せっかくなので入ってみたら、これが予想を遥かに超えて面白い場所でした!
色使いが逸品です。
”炎のランナー”や”スティング”など昔の映画で、鉄道で移動するシーンがあります。
理屈抜きでカッコいいです。
昔はこうやって荷物を運んでいたんですね。
鞄の内張りを世界地図にしてしまうなんて、夢があります。
列車という限られたスペースの中で、日常通りの生活をする。
これを贅沢と言わずに何と言うのでしょう。
100年以上前の鉄道の展示から、中には当時どのように使われていたか再現されており、一瞬で100年前にタイムスリップできます。
館内には”TERMINUS”という昔の映画が流れており、昔の駅での光景をただ撮り続けているという映像なのですが、これがとても心をくすぐります。
一昔前まではこんな鉄の塊が白い煙を出し、人の出会いや別れを見届けていたんだと。
今にも当時の息づかいが聞こえてきそうです。
今は飛行機や新幹線が多様化し、鉄道は限りなく不便になりました。
ですが鉄道でしか味わえない時間の過ごし方があり、ロマンがあります。
確実に味気なく、色がなくなっていく世の中。
今日という日が、今を最も楽しめる時なんだと、痛感します。
限られた空間の中で、最上の時間を過ごす。
うーん。やはり生まれてくる時代を間違えたのでしょうか。。笑
日曜日はどこも、16時には店じまいをします。
みな思い思いの帰路につきます。
パブに行きサッカーを見る人。
いち早く家族に会いにいく人。
日本人は少し、がんばりすぎなのかもしれません。
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