London ~3日目~

3日目は夕方まで、各々行きたいところに行くことになり、わたしは滞在中何度行っても飽きないグリーンパーク周辺を散策することにしました。
ジャーミンストリートからサヴィルロウ、そしてすぐ隣の通りはNew Bond Street(高級ブランド通り)と、一同に集まるこのエリアは、やはり日本で例えられる場所はありません。
ですが、英国の由緒ある鞄メーカー「スウェイン・アドニーブリッグ」や、「アクアスキュータム」が大きな店舗から小さな店舗へ移転をしているのは非常に残念な話です。
モノの良さで定評のあるブランドが、資本主義の流れにもまれてクオリティを落としてしまったら、時代の流れについていくどころか、ブランドを維持していくのも大変になっていくのも無理はありません。
このような時代だからこそ、職人や文化を守っていくことが大切だと思います。

紳士街にて

紳士街にて、色々と戦利品を入手しました。

バーガンディ色をしたペッカリーの革手袋。
2016年にスコットランドで購入した黒のペッカリーを昨年無くし、念が残っていたので、これで成仏しそうです。
スマホ社会になってしまった昨今、手袋を使う人は年々減りつつありますが、やはり冬のお洒落には欠かせないものです。
お洒落は我慢という言葉がありますが、冬のお洒落に我慢は禁物です。冬は余裕をもつことが大切です。

今回探していたものの一つ、ブレイシーズも計7本仕入れました。
白・ワインレッド・ネイビー 、そしてドット。これは無くなり次第終了となりますので、ぜひお探しであった方はお早めにお待ちしております。

こちらはカフス&スタッズのセット。日本には本当に美しい男性用の貴金属製品がないのでいつも困っています。奥のパール&ゴールドの組み合わせは個人的に欲しいです。2020年中でお嫁に行かなければ、わたしが引き取ります。笑

こちらはトリッカーズのサイドゴア(チェルシー)ブーツ。サイドゴアはしばらく探していたのですが、念願叶ってシルエットがイメージ通りなものを見つけたので、購入しました。
プレーントゥのブーツは、丸すぎると長靴のようになってしまいます。かといって、スタイリッシュすぎるととんがりブーツになってしまいます。この間というシルエットがなかなか見つからなかったのですが、このトリッカーズは履いたときまさにイメージ通りでした。
外に出ていたサイズがわたしのサイズがなかったので、奥で探してもらうと、普通のサイドゴアはなかったが、これならあるよと出してもらったのがこの靴でした。サイドゴアブーツとジョッパーズが一緒になったようなデザイン。これもありかなと思い、これにしました。

程よいシェイプ

DUKES BARに

この日は私たち3人の他に、駐在している友人夫婦2人と、同じ時期にイギリスに来た2人が集まり、一同に7人揃いました。いつかみんなで旅行したいねぇなんて話していたのが、こんな形で実現するとは、夢にも思いませんでした。

シートの色が美しい。紫・青・ボルドー・茶・緑の5色


ヴェートーベンが生誕250年ということで、今年は世界中でヴェートーベンが演奏されるそうです。
生粋のクラシックマニアのEさんがコンサートのチケットを取ってくださったので、みんなでコンサートを聴きに行きました。

DUKES


その後、兼ねてから行きたかったDUKESに。複数人だったので、バーではなくレストランに行きました。世界一のマティーニを提供しているというこちらのバー。
レストランもいい意味で美味すぎず、トラディショナルな料理を品よく提供してくれました。お客が少なく、ゆっくりと静かに食事ができました。

クラシックとモダンのバランスがちょうどいい
世界一のマティーニ
トイレにPENHALIGON’S。さすが英国です
SEMの風刺画


食後のデザート&ティータイム。イギリスはティーが永遠に出てきます。
まず1人分のポットがとてつもなく大きい。(写真の奥のポッドが1人分です)そして隣にお湯のポットもあります。
つまり、そのポットの中を飲みきったら、お湯を足してまた飲んでねということ。

ミルクが先か紅茶が先か。
スコーンにはクロテッドクリームが先かジャムが先か。
トレンチコートを作ったのはアクアスキュータムが先かバーバリーが先か。
イギリス人はどちらが正しいか論争がお好きなようです。

3日目の夜、日が変わるまで語り合っていました。

Atelier BERUN

東京都新宿区神楽坂6-8-23

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