ベルギー2日目はブルージュに向かいました。
鉄道の中、重い霧に包まれた田園風景を眺めながら進みます。この何気ない風景の色合いが本当に美しい。天気の行方に一抹の不安に駆られながら1時間強揺られていると、目的地に到着しました。
ブルージュは一言で言うと、白とグレーとオレンジで統一された街。
広場の建築も、そこにオレンジを使うのか!と驚きます。国ごとのセンスを感じます。色使いの意味を、どなたか知っている方がいたら教えてほしいです。
北のヴェニスという声もありますが、川の流れはなく、長年培われたモスグリーンの川は似て非なるものでした。
ベルギーの多くの店は月曜日が定休日です。わたしがブルージュに来たときは月曜日でしたので、ほとんどの店が閉まっていました。と言っても、街を歩いているだけで十分楽しめます。
何よりどこの風景を切り取っても絵画になるような街並みは素晴らしいの一言です。
レンガも赤、オレンジだけではなく、グリーン、グレーなど、色々な色が使われています。
時間がゆっくりと流れる街ブルージュ。ここでは多くは語らず、写真を載せておきます。
わたしはとことん川が流れる街が好きなんだと思いました。海のような広大さがない穏やかな景色がいいのでしょう。
人の生活に身近にある川は、見ているだけでとても心が落ち着きます。
夜はブリュッセルに戻ってベルギー料理に舌鼓を打ちました。
SNSの連鎖に感じる違和感
改めて世界に出てみて感じることですが、SNSにアップされているものを参考にして、新しいもの作りをしたとして、それがまた世に出ることで、同じような物が世に広がっているという限界性の連鎖を感じています。
特に日本は島国であるため、その傾向は更に強くなっているでしょう。
これからの時代だからこそ、枠の中だけで評価をされるものではなく、人間の心の底から評価をされるものを知ることが大切だと思います。
海外の物でも国内に入ってきているものは、日本人が好みそうなものを選んで持ってきているため、どうしても純度が落ちてしまいます。
大切なのは、オリジナルに触れること。その純度をいかに落とさず、持ち続けられるかということです。
今回ヨーロッパの洋服屋やアンティークショップを巡っていても、日本にあるブランドでも、全く印象の異なるものばかり目に写りました。
インスタントに手に入る情報は、誰でも手に入れられる情報です。
本物とは何なのかを常に見定めるために、自分を見つめる時間をとることが常に必要です。
明日は最終日、アムステルダムです。
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