BERUNです。
クリスマスに今年最後の仕事を終え、年末年始に向けて実家青森に帰省しております。
今回はいつもの移動手段と違い、電車で帰ります。
今日から31日の大晦日にかけて、計5泊6日の鈍行列車の旅に、新潟経由の日本海側を経て帰ります。
突然ですが、
私は、豊かさには二つの形があると思っています。
心の豊かさと、金銭的な豊かさ。
そして私は常日頃、心の豊かさを優先的に求めるようにしています。
今の時代、まさに技術を競い合い、東京~大阪間の時間はまた縮まるそうですね。
私は別に何とも思わないのですが。
(普段乗っている人は勿論嬉しいと思います)
何よりその技術の競争の果てに、私は金銭的な豊かさしか見えないのです。
何も東京~大阪間が2時間だろうと極論30分になろうと、心の豊かさは満たされていかないと思います。
心の豊かさに必要なのは、何より気持ちの余裕を持つこと。
器と言うのでしょうか、キャパシティと言うのでしょうか。
便利になりすぎている昨今に、少しでも疑問を抱くマインドは必要ではないでしょうか。
昔は田舎から東京と言えば、何泊もして列車を乗り継ぎ、貯めたお金を全てつぎ込み東京へ向かったそうです。
昔は初任給(現在の価格で言えば約20万前後)全て使い、いっちょまえのスーツを仕立てたそうです。
なんともロマンチックな話です。
数十年前の冬も変わらず外は寒く、部屋の中も十分に暖かいという事はなかっと思います。
その為、身体を寒さから守る服地が必要。
ウール、カシミア、アルパカ、アンゴラ、etc…。
神様は大地に素晴らしい素材を与えています。
そもそも科学繊維に頼る必要は全くないのです。
人は大地に与えられた物だけでそもそも生活出来るようになっているのだから。
消費させ続けなければならなくなった今の時代、会社は来年には使えなくなるような(粗末な)物を沢山売り出します。
あたかもそれがクールで斬新かのように。
しかし来年になれば手の平を返すように、違うものがカッコいいと謳う始末。
こんな主体性のない物に突き動かされるマインドであっては、心の豊かさは成し得ないでしょう。
心の豊かさは、他人と比べず、自らが幸せだと感じる物事に行動をする事で培われていきます。
流行やTV、雑誌の情報は、金銭的な豊かさに目が眩んでいる輩が発する媒体です。
横目で流し(流行をある程度キャッチしておく余裕も大切)、あくまで自分のスタイルを磨き続ける事で、ぶれないハートを手に入れる。
新青森駅まで3時間で帰れても、そこに行くまでのストーリーが何もないんじゃ面白くない。
旅の途中こんな事があった。
と語り合う。
物にはならない1番の財産。
私がこんな話をしている時も、
「んな事言ったってずーっと仕事で正月しか休みがないよ」
と言う人もいるかもしれません。
そういう方の為に新幹線や飛行機はありますが、このまま会社に人生のスケジュールを任せ続けていいのでしょうか。
自分の人生は自分の船です。
舵取りを委ねるような船長は一生かかっても目的の島に辿り着けません。
昔は良かったなんて言うつもりは毛頭ありません。
しかしこんな時代だからこそ、本来の人間のあるべき姿を感じる事が大切です。
私も日々模索し続けています。
今回はこの辺りで、
いつもありがとうございます。
ベルンでした!
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