BERUN Anniversary ~The Day of Tweed~

ベルンです。

2月1日土曜日、
わたしとベルンのお客様を囲って小さな宴がとり行われました。

会場は丸の内、新東京ビルにある「倶楽部21」。

お客様であり大切な友人であるSさんのつながりでオーナーさんとお話しさせていただく機会をいただきました。

元はと言えば、わたしが丸4年を終え、5年目を迎えようとしている前に、

「なにか小さなパーティでもやりたいんですよね」

なんてことをSさんに言っていたのです。

わたしはあまり会をやったりしたことはないので、やりたい願望だけでした。

すると即行動派のSさんが、

「やろう」

と一言。

その二言目には場所をどこにしようかなんて話していたものです。

20代が作る世界でトップクラスに上質でおしゃれなパーティにしたい!

わたしの願いはそれだけでした。

そんな話をオーナーさんであるMさんと初打ち合わせをしていたときに話しました。

そういった話を乗るか反るかで、今後の人生の友になりうるかどうかは意外と容易に決まるものです。

そんな要望をオーナーMさんは、

「いいですねー!最高じゃないですか!ぜひやりましょう!」

と即快諾。

「倶楽部21」の店内は、一部元横浜銀行の倉庫にしていたところを今でも残しており、重厚でクラシックな雰囲気を出しながらもモダン。

センスのいい空間づくりがなされています。

重すぎず、しかし巷でよくあるちゃらちゃらしたパーティとは一線を画す。

わたしのイメージにぴったりでした。

そして昨日、ようやく当日を迎えたのです。

お店は普段、会員制ラウンジであり、1階なのにも関わらず入口がとてもわかりづらい。。

わたしはサロンからトルソーを持ってきました。

「これを目印にしてください↑」

今回のセカンドタイトルである、「The Day of Tweed」

直訳するとツイードの日です笑

トルソーには思いっきりカントリースタイルなツイードのノーフォークジャケットを着せ、タッターソールのベストに黄色のボウタイ。

いい。

かっこいい。

18:30に開場し、19:00に乾杯。

テーブルが用意されましたが、目の前にある押し花のような額縁のようなものはなに?

と思っていたら、

なるほど!

フィンガーフードを上に置くためのものだったんですね。

これを下に置くだけで雰囲気がグッとよくなったのは言うまでもありません。

今回の会の趣旨は、とことん紳士的に、そしてとことんブリティッシュに決める会。

食事も本当に美味しいブリティッシュフードをお店の方が創作で提供してくださいました。

テーブルの先にはスクリーンを映し、「炎のランナー」をサイレントで上映。

おしゃれな空間にはおしゃれな映画が必要。

それでいてハッピーエンドな映画でなくては、ということでこの映画に決めたのです。

お店の方が本当に色々とやってくださり、クロークルームもこんなにゆったりとした上質な空間。

結婚式の二次会のようなごちゃごちゃした感じはみせません笑

話は変わりますが、

わたしとしては、今後こういった会を年単位でやっていくにあたり、やはり来る人みなさん演者であってほしい、という願いがあるのです。

それに先立ち、大切なお客様であり友人でもある、アンティークショップのオーナーYさんに小さなブースを作っていただきたいとお願いしました。

Yさんは世田谷の上町という駅の近くにある「Zanny(ザニー)」というアンティークショップを営んでいる方で、紳士にとって必要なアイテムであるアンティークのカフリンクスやタイピンを数多く所有されています。

さすがプロフェッショナルであり職人のハートを持ち合わせたYさん。

ブース設置にも余念がありません。

設置開始から約1時間弱。

ようやく小さな四角いテーブル2つがこんな素敵な雰囲気になりました。

百貨店などから依頼を受けて、期間限定のイベントで小さくも濃ゆい空間づくりを日頃から行っているだけあって、さすがの一言です。

来年あたりはシューシャイナーの方なんかがいれば、もっといい感じになるんだろうなぁーなんて思い浮かべてました:)

そうこうしているうちに、開場の時間。

今回のパーティはドレスコードがしっかりとあります。

・ノータイ、デニム、スニーカー禁止

・タイの理想はボウタイ(蝶ネクタイ)+ホック式ではなく手結び式

このドレスコードをしっかりと守ってきてくださった方々みんなで撮る写真は格別なものになるだろう。

そう感じていました。

時間通りみなさまが会場にいらっしゃり、ここからわたしの仕事は多くなるばかり笑

そう、だってみなさま、手結びボウタイはヴァージンなので、

わたしがひとりひとりレクチャーをします。

ボウタイは手結びだからこそ意味があるのです。

ホック式の始めから綺麗に完成されているボウタイでは魅力が半減してしまいます。

レクチャーを受けたKさんが鏡と向き合ってひとりでボウタイを結ぼうとがんばってくださっている絵。

トラウザーズ(パンツ)をよりよく見せるためのブレイシーズ(サスペンダー)もしっかりと着けられて、完璧です。

約30名ほどの勇者たちが会場にかけつけてくださいました。

みなさま、お忙しいなか本当にありがとうございます><。

いらっしゃった方々みなさまに、お一つずつネーム入のポケットチーフを差し上げました。

ホワイトリネンで、入れ方はもちろんTVフォールドです。

19時に乾杯を始めた会。

閉場の予定時間は22時でした。

当初は、

「特に催し物は用意していないけど、3時間ももつかなぁ、、」

と心配でしたが、そんな心配はまったくする必要ありませんでした。

なにより、みなさまがしっかりと全身タイドアップをし、誇り高い男たちだけで、美味しい物を食べ、語り会う。

それだけで十分だったんですね。

最後に、この会の目的でもある記念撮影。

日本のみならず、世界の人たちに届けたい。

20~30代でも、こんなにドレスアップをして、日常を楽しんでいる人たちがいることを。

予想を大きく裏切り、ボウタイ着用率の多さに感銘です。

みなさま、本当にすばらしいの一言。

ホストであるわたしはあえてツイードではなくタキシードでしたが、みなさまに完全に押されていました笑

おそらく世界中どこを探しても、タキシードが目立たないパーティなんてなかなかないと思います。

会場の外での笑顔の一枚。

これが一番好きな写真です。

FBのカバー写真と、PCのデスクトップは今日からこの画像になりました^^

こういった人生の楽しみ方を知れたことは大いに価値のあることで、決して自己満足で終わっていることではないはずです。

小さくも大きな波を微力ながらも作り続けていく。

そういう仕事が性にあっているのでしょう。

余韻に浸っていたら、こんな時間になってしまいました。

わたしの人生に関わってくださっているみなさま、

本当にありがとうございます。

これからも、末永いお付き合いを心から望んでいます。

ベルンでした。

Atelier BERUN

東京都新宿区神楽坂6-8-23

http://berun.jp/
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◆Tel : 03-3235-2225

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