秋はチェックシャツをこよなく愛す

ベルンです。

今週はほぼ全日雨で、夏の終わりを思わせる天気が続いています。
今月再認識しましたが、洋服屋としてはやはり夏という季節は天敵です。
早く25度を下回り、ニットやツイードを思わせる気候がやってこないかと待ち望んでいます。

 

そんな中でも感度の鋭いハイセンスな紳士たちは、猛烈な暑さの中秋物の装いを準備されています。
わたしも初の試みであります、本格的なノーフォークジャケットを秋冬に向けて製作中に取りかかろうという段階です。

 

先日、全ておまかせで依頼をいただいたレディースのシャツの柄を選定しておりました。

 

衣類のボリュームが増える秋以降は、スタイリッシュさではない、若干の野暮ったさがクラシックファッションには求められてきます。

 

わたしは秋冬のシャツやタイはチェックが多く、柄物のニットベストなどに柄+柄で合わせるコーディネートが好きです。

 

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こちらは古いTESTA社のシャツ生地。

シャツ工房のストックでずっと好状態のまま眠っていたそうです。
カシミアが8%入っている、珍しい組成。
喫茶店に入りトレンチコートを脱ぎ、ニットの下にこのくらい攻めたシャツを忍ばせていた、なんていう女性に出会ってドキドキしてみたいものです。

 

メンズであれば、ウールタイにグレーやネイビーの無地フランネルのジャケットなんかに合わせることで、Vゾーンを華やかに演出できますね。

 

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こういったチェックもニットの中に差し込んで着るだけで途端にこなれた印象になります。

日本人はスタイリッシュな物好きのため、チェックよりストライプが取り上げられることが多いですが、チェックを上手く使える人こそ洒落者でしょう。

 

秋の装いは無限大です。
おしゃれにゴルフに、秋を思い切り楽しみたいものです。

 

ベルンでした!

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